計測機器

[5N-600AA]山武 スマートフィールドコミュニケーター SFC260-61X-XC、SFC260-71X-XC 他 バッテリーセル交換 関連情報

山武(azbil)のスマートフィールドコミュニケーター SFC260-61X-XC および SFC260-71X-XC は、フィールド機器の設定、調整、監視、診断を行うための携帯型端末です。これらのモデルは、特にHART通信に対応しており、プラントや工場におけるメンテナンス作業の効率化に貢献します。


主な特徴と関連情報

1. HART通信対応

SFC260シリーズは、国際標準であるHART (Highway Addressable Remote Transducer) 通信プロトコルに対応しています。これにより、HART対応の流量計、圧力計、温度計などのフィールド機器と接続し、デジタル信号で各種情報をやり取りできます。

2. 多機能なフィールドメンテナンスツール

これらのコミュニケーターは、単なる設定ツール以上の機能を提供します。

  • パラメータ設定・調整: 機器の測定範囲、単位、警報設定など、さまざまなパラメータを現場で簡単に設定・変更できます。
  • 機器情報表示: 機器の種類、メーカー、シリアル番号などの基本情報を確認できます。
  • 診断機能: 機器の状態監視や異常診断が可能です。これにより、故障の早期発見や予知保全に役立ちます。
  • 校正サポート: 機器の校正作業を効率的に行えます。

3. 現場での使いやすさ

  • 携帯性: 小型軽量で、現場に持ち運びやすい設計です。
  • 操作性: 直感的な操作インターフェースを備えており、特別なトレーニングなしでも比較的容易に操作できます。
  • 耐環境性: 厳しい現場環境での使用を想定し、堅牢な構造となっています。

4. 互換性

azbil(山武)製のフィールド機器はもちろん、他メーカーのHART対応機器とも互換性があります。これにより、多様な設備が混在する現場でも活用可能です。

5. 導入によるメリット

  • メンテナンス効率の向上: 現場での迅速な設定や診断により、メンテナンス時間を短縮できます。
  • ダウンタイムの削減: 機器の異常を早期に発見・診断することで、突発的な停止リスクを低減します。
  • コスト削減: 効率的なメンテナンスとダウンタイムの削減は、運用コストの低減に繋がります。
  • 安全性向上: 現場での作業負担軽減や適切な機器管理により、作業の安全性が向上します。

関連するソリューションや製品

SFC260シリーズは、azbilが提供する以下のようなソリューションや製品群の一部として活用されます。

  • 統合生産制御システム: DUOVIDE (Advanced-EX) などの制御システムと連携し、より高度なプラント全体の最適化に貢献します。
  • スマートフィールド機器: 山武の各種HART対応フィールド機器(圧力伝送器、流量計、温度伝送器など)と組み合わせて使用することで、その真価を発揮します。
  • アセットマネジメントシステム: フィールド機器の状態監視データは、アセットマネジメントシステムに取り込まれ、より包括的な設備管理に活用されることがあります。

注意点

  • 製品の仕様や機能は、モデルやバージョンによって異なる場合があります。
  • 詳細な操作方法やトラブルシューティングについては、必ず製品のマニュアルをご参照ください。

山武のスマートフィールドコミュニケーターSFC260シリーズは、HART対応機器を使用するプラントや工場において、現場作業の効率化と信頼性向上に不可欠なツールと言えるでしょう。

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