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[MN-20]Nikon ニコン 35mmフィルム一眼レフカメラ F4E 他 バッテリーセル交換 関連情報

ニコンが誇る最高峰の35mmフィルム一眼レフカメラ「Nikon F4E」と、その電源を支えるバッテリー「MN-20」について、オーナーやこれから手にする方向けのガイドを作成しました。

この組み合わせは、当時の報道・プロ現場を支えた「最強のタフネス仕様」を象徴するシステムです。末永く維持・活用するためのポイントを解説します。

1. Nikon F4E と バッテリーパック「MB-23」の基本構造

Nikon F4シリーズは、装着するバッテリーグリップによってカメラの名称(F4 / F4S / F4E)が変わるシステムを採用しています。

  • Nikon F4E とは: F4ボディに、大容量バッテリーパック「MB-23」を標準装備したフラッグシップモデルです。
  • マルチパワーバッテリーパック MB-23: このグリップ(MB-23)の内部に、単3形電池(8本)を入れるためのホルダー、または専用のニカドバッテリーパック「MN-20」を格納して使用します。

2. 純正バッテリー「MN-20」の仕様と現在の課題

ご提示いただいた通り、当時の純正仕様は以下の通りです。

項目スペック
電圧7.2V
容量700mAh
規格Ni-Cd(ニッケル・カドミウム蓄電池)
対応充電器MH-20(単体充電用)/ MH-21(クイックチャージャー)

⚠️ 【重要】現代における注意点

発売から年月が経過しているため、現在流通している当時の「純正MN-20」は、未使用品であっても経年劣化(液漏れや完全放電)により使用できないケースがほとんどです。また、ニカド電池特有の「メモリー効果」が強く出るため、充電してもすぐに切れる状態になっている可能性が極めて高いです。

3. 現在「MN-20」をどう確保・代替するか?

F4Eを実用するためには、以下のいずれかの方法で電源を確保するのが現実的かつ安全です。

① 単3形乾電池ホルダー「MS-23」の利用(最もおすすめ)

MB-23(グリップ)の内部パーツを、MN-20から単3電池用のホルダー「MS-23」に入れ替える方法です。

  • メリット: 入手しやすい「単3形アルカリ乾電池」や、繰り返し使える「エネループ(ニッケル水素電池)」が8本で使用可能になります。液漏れリスクが低く、現代において最も現実的な運用方法です。

② バッテリーの「セル交換(リパック)」業者への依頼

専門のバッテリー修理業者に依頼し、MN-20の外殻(ケース)を活かしたまま、中の死んでしまった電池(セル)だけを新品のニッケル水素電池等に交換してもらう方法です。

  • メリット: 純正の充電器(MH-20等)をそのまま使いたい、当時のスタイルにこだわりたい場合に有効です。

4. Nikon F4Eを運用する上でのチェックポイント

これからF4Eを動かす、あるいはメンテナンスする際の重要ポイントです。

  • プレビュー鳴き(ミラー鳴き):F4シリーズの持病として、経年によるグリス切れでシャッターを切った際やプレビューボタンを押した際に「キィー」という異音が鳴ることがあります。酷くなるとミラーアップしたまま止まる原因になるため、専門店での整備(OH)が推奨されます。
  • ファインダー内液晶の液漏れ:視野内に情報を表示するLCD(液晶)が経年劣化で黒く滲んで見えなくなる「液晶漏れ」が発生している個体があります。撮影データ自体には影響しませんが、視認性が下がるため購入・チェック時の重要ポイントです。
  • 電池の入れっぱなしに注意:F4Eは単3電池を8本、または重量のあるMN-20を使用するため、長期間放置すると液漏れが発生した際のダメージが非常に大きくなります。長期間使わない時は必ずバッテリー(電池)を本体から抜いて保管してください。

Nikon F4Eは、あの「宇宙飛行士」も認めた頑丈さと、MF(マニュアルフォーカス)レンズからAFレンズまで幅広く使える高い互換性を持つ、カメラ史に残る名機です。適切な電源対策を行えば、令和の現代でも最高のシャッター音を響かせてくれます。

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