測量機器

[GEB111 Art.No: 667318]Leica ライカ TPS400 TPS700 TPS800 TPS1100 GPS500 他 バッテリーセル交換 関連情報

ライカ(Leica Geosystems)のトータルステーションやGPSレシーバーで長年愛用されてきたバッテリー**「GEB111」**に関する情報を、メンテナンスや運用のためのガイド形式でまとめました。

長期間にわたり精度を維持するための参考にしてください。


1. スペックと互換性の基本

GEB111は、ニッケル水素(Ni-MH)を採用したコンパクトなバッテリーです。

  • 電圧: 6V
  • 容量: 2.1Ah
  • 対応機種:
    • トータルステーション: TPS400, TPS700, TPS800, TPS1100 シリーズ
    • GPS: GPS500 シリーズ
    • その他: DNAデジタルレベルシリーズなど

2. 推奨される充電器

ニッケル水素バッテリーの寿命を最大限に延ばすには、純正または高品質なインテリジェント充電器の使用が不可欠です。

  • GKL112: GEB111/GEB121専用の簡易充電器。家庭用コンセントやシガーソケットから充電可能です。
  • GKL211: より新しい世代の充電器。リチウムイオンだけでなく、アダプターを介して旧来のニッケル水素にも対応するモデルがあります。
  • GKL311 / GKL341: 複数のスロットを持ち、リフレッシュ機能(放電後に満充電)を備えたプロフェッショナル向けモデル。

3. ニッケル水素(Ni-MH)の取り扱いガイド

リチウムイオン(Li-ion)とは特性が異なるため、以下の3点に注意が必要です。

メモリ効果への対策

Ni-MHは「使い切る前に充電する」ことを繰り返すと、容量が減ったように誤認するメモリ効果が発生します。

  • 対策: 定期的に(5回〜10回に1回程度)、機器が動かなくなるまで使い切ってから満充電する「リフレッシュ」を行ってください。

自己放電の特性

使用していなくても、1ヶ月で数%〜数十%の電力が自然に失われます。

  • 対策: 現場に持ち出す前日に必ず充電を確認してください。長期間保管する場合は、空の状態ではなく30%〜50%程度の充電状態で、涼しい場所に保管するのが理想です。

温度管理

  • 冬場: 寒冷地では電圧が急激に下がり、使用時間が極端に短くなることがあります。予備バッテリーは衣服のポケットなど、体温で温まる場所に保持することをお勧めします。

4. 寿命と交換のサイン

GEB111は消耗品です。以下のような症状が出たら買い替えのタイミングです。

  1. 充電完了が異常に早い: 容量が低下し、すぐに満タンになるが、現場では数分で切れる。
  2. 自己放電の加速: フル充電して数日置いただけで、目盛りレベルが下がる。
  3. 本体の膨らみ: バッテリーケースが変形している場合は、液漏れやショートの危険があるため直ちに使用を中止してください。

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