計測機器

[SF22837 FIB-BAT]トキコシステム AKATUKI SEIKI LTD 油用流量計 FGBB423BAL-72X 他 バッテリーセル交換 関連情報

トキコシステムソリューションズ(旧:トキコ)製の油用流量計 FGBB423BAL-72X および、そのバックアップ用バッテリー SF22837 (FIB-BAT) に関するメンテナンスガイドを作成しました。

この流量計は、ボイラーの燃費管理や燃料油の計量に広く使用される高精度な「ギヤ式(オーバル式)」流量計です。長期運用においてバッテリー交換は避けて通れない重要なステップです。


1. 製品の基本仕様と役割

流量計:FGBB423BAL-72X

この型番は、一般的に電子カウンタを搭載したモデルです。

  • 用途: 重油、軽油、灯油などの燃料油の計量。
  • 特徴: 液晶表示部(カウンタ)を持ち、積算流量や瞬時流量をデジタルで表示します。
  • 構造: 流体の流れによって一対の歯車が回転し、その回転数をセンサーで感知して流量に換算します。

バッテリー:SF22837 (FIB-BAT)

電子カウンタのバックアップ、または駆動用の専用リチウム電池パックです。

  • 電圧: 一般的に3.6V仕様。
  • 役割: 停電時や外部電源がない状態でも、積算値(トータル流量)が消えないようにメモリを保持し、表示を継続させます。

2. バッテリー交換のサインと注意点

交換時期の目安

  • 寿命: 約7年〜10年(使用環境により前後します)。
  • 警告: 液晶画面に「BATT」や「LOBAT」といった文字が点滅し始めたら、速やかな交換が必要です。

⚠️ 重要な注意:データ消失のリスク

バッテリーが完全に切れた状態で放置したり、交換作業中に不適切な手順を踏むと、累積されていた積算データがリセット(ゼロクリア)される可能性があります。

ポイント: 多くのモデルでは、電池を外してから数分間はコンデンサでデータが保持されますが、可能な限り迅速に、かつ手順通りに入れ替えることが推奨されます。


3. メンテナンス・交換手順(ガイド)

作業を行う際は、必ず現場の安全確保と、必要に応じて上流のバルブを閉めるなどの措置を行ってください。

  1. カウンタカバーの取り外し: 流量計上部の表示部ケースを固定しているボルトやネジを緩めます。
  2. 旧バッテリーの確認: 基板付近に配置されている SF22837 を見つけます。コネクタで接続されているため、無理に引っ張らず、ロックを外しながら抜きます。
  3. 新バッテリーの装着: 新しい FIB-BAT のコネクタを差し込みます。逆差し防止形状になっていますが、向きを確認してください。
  4. 動作確認: 液晶表示が正常に戻り、バッテリー警告が消えているか確認します。
  5. パッキンの点検: カバーを閉める際、防水用のパッキンが劣化していないか確認してください。劣化していると内部に水が入り、電子基板が故障する原因になります。

4. 関連する消耗品とトラブルシューティング

項目内容
ストレーナ流量計の上流側に設置されているフィルターです。詰まると流量が低下したり、ギアが破損したりします。定期的な清掃が必要です。
指示部パッキン屋外設置の場合、直射日光や雨で劣化します。バッテリー交換時に併せて点検してください。
パルス発信器外部の遠隔監視盤に信号を送っている場合、この部品が関連します。

5. メーカー・サポートについて

「AKATUKI SEIKI LTD(暁精機)」は、トキコ製品のメンテナンスや特定の部品供給を請け負っている協力会社、あるいは販売代理店である場合が多いです。

  • 型番の特定: 流量計の銘板(ネームプレート)にある「製造番号(SER. No.)」を控えておくと、メーカーへの問い合わせがスムーズです。
  • 校正(検定): 商取引用(料金の請求に関わる計量)に使用している場合は、計量法に基づいた定期的な「検定」の有効期限にも注意してください。

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