■[MODEL 10KR-600AE 互換]SANYO Cadnica カスタムバッテリー販売品 関連情報
SANYO(サンヨー)製のカドニカ電池(Ni-Cd)「10KR-600AE」は、通信機器、測量機器、非常灯などの産業用バックアップ電源として長年重宝されてきたカスタムバッテリーパックです。
現在はSANYOの電池事業がパナソニックへ移管され、純正品の入手が困難なケースも多いため、**互換品の選定やセル交換(リパック)**を検討されている方向けに、ガイド形式で重要情報をまとめました。
1. 基本スペックと型番の読み方
「10KR-600AE」という型番には、そのバッテリーの仕様がすべて集約されています。互換品を探す際は、以下の数値が一致しているか必ず確認してください。
| 項目 | 内容 | 解説 |
| セル数 | 10 (10本) | 1.2Vの単セルが10本直列されています。 |
| 種類 (KR) | ニッケルカドミウム (Ni-Cd) | 「カドニカ」はSANYOのニカド電池の商標です。 |
| 容量 (600) | 600mAh | バッテリーの持ち時間に影響します。 |
| サイズ (AE) | 単3形相当 (AA) | セル1本の大きさです。 |
| 合計電圧 | 12V | 1.2V×10=12V となります。 |
2. 互換品選びの3つのチェックポイント
10KR-600AEは「カスタムバッテリー(組電池)」であるため、単に型番が同じだけでは装着できない場合があります。
① 組形状(形状パターン)
10本の電池がどのように並んでいるかを確認してください。
- 平型(1列または2列): 横に長く並んだ形状。
- 俵型: おにぎりのように積まれた形状。
- スクエア型: 2×5などで四角くまとめられた形状。
② コネクタ(接続端子)の種類
ここが最も重要です。本体と接続するプラスチックのコネクタには多くの規格があります。
- メーカー名(JST, Molexなど)やピン数を確認してください。
- 既存のバッテリーからコネクタ付きケーブルを切り離し、新しい電池に移植(ハンダ付け)する方法もあります。
③ セル容量のアップ
現代の互換品では、同じサイズでより大容量(例:700mAh〜1000mAh)のセルが使用されることが一般的です。容量が大きくなる分には、使用時間が延びるため問題ありません。
3. ニカド(Ni-Cd)からニッケル水素(Ni-MH)への変更について
最近では環境負荷の観点から、ニカド電池の代わりにニッケル水素電池(Ni-MH)の互換品が提案されることがあります。
【注意点】 充電器が「ニカド専用」で、かつ急速充電タイプの場合、ニッケル水素電池を正しく満充電できなかったり、電池を傷めたりする可能性があります。トリクル充電(微弱電流での充電)であれば、多くの場合流用可能です。
4. 入手・リフレッシュの依頼方法
現在、SANYO純正の「10KR-600AE」は生産終了から時間が経過しており、メーカー在庫もほぼ存在しません。そのため、現在では**「バッテリーリフレッシュサービス(セル交換)」、またはその技術を用いた「互換カスタムバッテリー」**の入手が唯一の現実的な手段となります。
① バッテリーリフレッシュサービスを利用する
お手元の古いバッテリーパックを専門業者へ送り、外装やコネクタを再利用しながら、内部のセル(電池本体)だけを新品に交換する方法です。
- メリット: 特殊なコネクタやケース形状でも、確実に元の機器に適合させることができます。
- 流れ: Web等で申し込み → 旧バッテリーを発送 → セル交換・検査 → 返送。
② 互換カスタムバッテリーを購入する
リフレッシュ業者が、あらかじめ新品のセルと汎用コネクタ(または同規格コネクタ)を組み合わせて製造した「互換品」を購入する方法です。
- メリット: 古いバッテリーを発送する手間がなく、すぐに予備を確保できます。
- 注意点: 注文時に「コネクタの形状」と「配線のプラスマイナス」が現在のものと一致しているか、商品画像で厳密に確認する必要があります。
③ 依頼時のポイント
- 「Ni-Cd(ニカド)」指定が可能か: 機器の充電仕様によってはニカドが推奨されますが、現在は「Ni-MH(ニッケル水素)」へのアップグレードが標準となっている業者も多いです。充電器との相性について、事前に業者に相談することをお勧めします。
このように、現在は「新品の純正品を探す」のではなく、**「専門サービスによる再生品、または受注生産の互換品」**を活用するのが、この型番を維持する最適なガイドラインとなります。
5. 取り扱い上のアドバイス
- メモリー効果: ニカド電池は「使い切る前に継ぎ足し充電」を繰り返すと、一時的に容量が減ったように見える現象が起きます。時々、放電器などでしっかり使い切ることをお勧めします。
- 長期保管: 完全に放電した状態で放置すると、再充電できなくなる(過放電)ことがあります。使わなくても数ヶ月に一度は充電してください。

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