無線機・電話機

[PB-6]KENWOOD ケンウッド アマチュア無線機 TH-45 他 バッテリーセル交換 関連情報

TH-45は、430MHz帯(UHF帯)のFMハンディトランシーバーとして知られる、比較的古いモデルです。

当時のケンウッド製ハンディ機らしい、しっかりとした作りと操作性が特徴です。


1. TH-45の基本情報(ガイド)

モデル概要

  • 周波数帯: 430MHz帯 (430~440MHz/モデルによる)
  • 種別: FMハンディトランシーバー(携帯型アマチュア無線機)
  • 発売時期: 1980年代後半(1987年頃〜1989年頃に製造終了)
  • 特長: コンパクトなデザインで、当時の430MHz帯ハンディ機として人気がありました。

主な定格・性能

項目内容 (概略)
送信出力Hi: 5W以上 (外部電源13.8V時)、約1.5W (電池7.2V時) Lo: 約0.5W、EL: 約20mW
電波形式F3 (FM)
メモリー20チャンネル + コールチャンネル (モデルによる)
電源電圧外部電源: DC 6V ~ 16V (定格13.8V) 電池端子: DC 5V ~ 15V (定格7.2V)
寸法 (突起物含まず)約 58 x 137.5 x 29.5 mm
重量約 350g ~ 400g (電池・付属品含む)
その他機能1750Hzトーンバースト(ヨーロッパ向けモデルなど)や、一部モデルではDTMFパッドが搭載されていました。(例: TH-45AT)

2. 運用・使用上のポイント

互換バッテリーと電源

TH-45は、PB-6などのニカドバッテリーパックで動作しましたが、現在ではニカドバッテリーの入手や寿命の問題があります。

  • バッテリーパック (PB-6など): 経年劣化している可能性が高いため、使用する際は電池ケース(BT-6、BT-7など)に単三乾電池やNi-MH充電池、あるいは外部電源(シガーライターケーブル DC-1/PG-2Vなど)の使用を検討するのが現実的です。
  • 外部電源: 外部から給電する場合は、電圧範囲を確認し、安定化電源などを利用してください。

操作系

基本的な操作は本体上部に集中しているのが特徴です。

  • シンプル操作: 比較的シンプルな操作系統で、アマチュア無線初心者でも扱いやすい設計です。
  • 周波数設定: 周波数設定は、テンキー(TH-45ATなど)やUP/DOWNキーで行います。

中古での注意点

  • 年代物: 製造から年月が経過しているため、本体のプラスチックパーツの変形、液晶の劣化、電池接点の腐食、およびバッテリーパックの寿命に注意が必要です。
  • 修理・部品: メーカーでの修理サポートは既に終了しているため、メンテナンスは自力または専門の業者に依頼することになります。

PB-6について

ユーザー指定のPB-6は、TH-45で使用されたNi-Cd(ニカド)バッテリーパックの一つです。

項目内容
名称ニカドバッテリーパック
電圧/容量DC 7.2V
対応機種TH-45/TH-25シリーズなど

現在、PB-6単体で動作可能なものは稀であるため、前述の通り電池ケースや外部電源での運用が一般的ですがバッテリーリフレッシュサービス(セル交換サービス)を利用することで新品以上の容量になり使い続けることができます。

この機種のバッテリーリフレッシュサービスのお申し込みはこちら