設備時計

[TYPE NR1.65C-22]GS ENICA 日本電池 三洋GSソフトエナジー CITIZEN シチズン 設備時計 水晶親時計 KM-10THR4-P 他 バッテリーセル交換 関連情報

関連情報の概要

この水晶親時計は、主に業務用や公共施設向けに設計されており、信頼性と長期的な安定性が求められる場所で使われます。

  • メーカー: 日本電池(現GSユアサ)、三洋GSソフトエナジー(現GSユアサ)、シチズンの3社が協力または関連して開発・販売された製品です。特に、日本電池と三洋電機が合併してGSユアサが誕生した背景から、これらの旧社名が併記されることがあります。シチズンは、時計の専門メーカーとして技術的な面で関与しています。
  • 用途: 主に学校、病院、オフィスビル、工場などの施設で、多数の**子時計(スレーブクロック)**を同期させるために使われます。親時計が発する正確な時刻信号によって、施設内のすべての時計が同じ時間を刻みます。
  • 特徴: 水晶振動子を用いることで、非常に高い精度で時刻を維持します。これにより、外部からの時刻補正なしでも長期間正確な時間を供給できます。
  • モデル名: KM-10THR4-Pは、特定のモデルを示す型番です。この型番には、メーカー、製品カテゴリ、仕様などがコード化されていることが多く、製品の識別や互換性の確認に役立ちます。

関連製品とシステム

この親時計は単体で機能するのではなく、以下の機器と組み合わせて設備時計システムを構成します。

1. 子時計(設備時計)

親時計からの信号を受信して時刻を表示する時計です。アナログ式(針があるタイプ)やデジタル式(数字が表示されるタイプ)があります。親時計と子時計は、専用の配線や無線通信で接続されます。

2. 時刻同期方式

親時計が子時計に時刻を送信する方法にはいくつかの種類があります。一般的な方式には、2線式パルス方式RS-485などのシリアル通信があります。親時計の型番や仕様を確認することで、どの方式に対応しているかがわかります。

3. 周辺機器

システムによっては、GPS受信機やラジオ電波時計の機能を追加して、より正確な時刻情報を受信・補正する機能が組み込まれることもあります。これにより、停電後の時刻修正の手間を省いたり、常に世界標準時と同期させることが可能になります。


注意点とメンテナンス

この種の設備時計は、一度設置されると長期間にわたって使用されるため、メンテナンスが重要です。

  • バッテリーバックアップ: 停電時に内蔵バッテリーで時刻情報を保持する機能が備わっていることが多いです。このバッテリーの寿命を確認し、定期的な交換が必要です。
  • 配線: 親時計と子時計間の配線が断線したり、接続不良を起こすと、子時計の時刻がずれる原因となります。定期的な点検が推奨されます。
  • 互換性: 親時計を交換する場合、既存の子時計や配線方式との互換性を確認することが非常に重要です。異なるメーカーやモデル間で互換性がない場合、システム全体の見直しが必要になることがあります。

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