計測機器

[S940]古河電工 FITEL 多心光ファイバ 融着接続機 S199M12 S199M8 S199M4 他 バッテリーセル交換 関連情報

古河電工のFITEL S199Mシリーズは、多心光ファイバの融着接続に特化した接続機です。このシリーズは、MPO/MTPコネクタやリボンファイバの接続に不可欠なツールとして、データセンターやFTTH(Fiber to the Home)の構築現場で広く使用されています。

S199Mシリーズの主な特徴

  • 多心融着接続: このシリーズの最大の特徴は、複数の光ファイバを一度に融着接続できることです。これにより、従来の単心接続機に比べて作業時間を大幅に短縮できます。
  • 高精度な接続: 独自のコアアライメント技術により、低損失かつ高品質な接続を実現します。これにより、光信号の減衰を最小限に抑えることができ、通信品質を確保できます。
  • 堅牢な設計: 現場での使用を想定し、防塵・防滴・耐衝撃性に優れた設計となっています。これにより、過酷な環境下でも安定した性能を発揮します。

各モデルの比較

モデル名対応心数主な用途
S199M12最大12心12心リボンファイバの接続に最適。データセンターの高速ネットワーク構築など。
S199M8最大8心8心リボンファイバの接続に特化。FTTHやLANの構築など。
S199M4最大4心4心リボンファイバの接続に対応。小規模なネットワーク構築や補修作業など。

メンテナンスと消耗品

S199Mシリーズを長く使うためには、定期的なメンテナンスが重要です。

  • 電極棒: 融着を繰り返すことで劣化するため、定期的に交換が必要です。交換目安は融着回数や光ファイバの種類によって異なりますが、一般的には数百回から千数百回の融着ごとに交換することが推奨されます。
  • V溝: ファイバをセットするV溝は、ホコリや汚れが付着すると接続品質が低下します。専用のクリーナーで定期的に清掃してください。
  • バッテリー: 現場作業ではバッテリー駆動が主になるため、バッテリーの状態管理が重要です。劣化が見られた場合は交換が必要です。

S199Mシリーズの互換性

S199Mシリーズは、他のFITEL製品と同様に、多心ファイバストリッパやリボンファイバカッタなどの周辺機器と組み合わせて使用することで、より効率的な作業が可能です。特に、リボンファイバカッタS223やS326、ファイバストリッパS221などのモデルが互換性があります。

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