[P/N: 420-002]Niton ニトン 携帯型X線分析計 アナライザー XL2、XL-2、XL3、XL-3 バッテリーセル交換 関連情報
Niton(ニトン)製の携帯型X線分析計(XL2 / XL3シリーズ)は、現場での金属判別や環境分析において非常に信頼性の高いデバイスですが、長年使用する上でバッテリー管理は最大のキーポイントとなります。
お問い合わせの型番 P/N: 420-002 を中心に、メンテナンスや運用のコツをガイド形式でまとめました。
1. バッテリー(P/N: 420-002)の基本仕様
このバッテリーは、XL2およびXL3シリーズ共通で使用されるリチウムイオンバッテリーパックです。
- 互換性: Niton XL2シリーズ(XL2-100, XL2-980等)およびXL3シリーズ(XL3t, XL3t Goldd+等)の全モデル。
- 特徴: 現場での「ダウンタイム」を最小限にするため、ホットスワップ(一時的な内部保持電力による交換)には対応していませんが、片手でスライド交換できる設計になっています。
2. 長持ちさせるためのメンテナンス・ガイド
リチウムイオン電池の特性上、以下の管理を行うことで寿命を延ばすことができます。
- 過放電を避ける: 長期間(1ヶ月以上)使用しない場合は、バッテリーを本体から外して保管してください。空の状態で放置すると、再充電ができなくなる「過放電状態」に陥るリスクがあります。
- 保管時の充電量: 満充電(100%)または空(0%)での長期保管は劣化を早めます。40%〜60%程度の残量で涼しい場所に保管するのがベストです。
- 接点の清掃: バッテリーと本体の接触端子が汚れていると、電圧不安定によるエラー(突然のシャットダウン)が発生しやすくなります。接点復活剤を少し含ませた綿棒で時々掃除することをお勧めします。
3. XL2 / XL3 シリーズ運用のチェックポイント
アナライザー本体を末永く使うための重要事項です。
測定窓(プローブ窓)の保護
最もデリケートな部分は、先端の放射線出口にある**プロプロンフィルム(窓)**です。
- 尖った破片や粉塵がフィルムを破ると、高価な検出器にダメージが及び、修理代が非常に高額になります。
- フィルムにシワや破れを見つけたら、すぐに交換してください。
校正(キャリブレーション)の実施
- システムチェック: 起動時に必ず「System Check」を行い、内部のキャリブレーションが正常であることを確認してください。
- 標準試料(SUS316等)での検証: 1日の作業開始前に、付属のチェックサンプルを測定し、既知の成分値と乖離がないか確認する習慣をつけましょう。
4. トラブルシューティング:よくある症状
| 症状 | 原因 | 対策 |
| 起動しない | バッテリーの完全放電 | ACアダプターを接続して起動するか確認。 |
| 測定値が不安定 | 窓の汚れ・目詰まり | フィルムを交換し、センサー面を清掃。 |
| PCとの通信不可 | ドライバーの不整合 | NDT(Niton Data Transfer)ソフトの再インストール。 |
5. 買い替え・リフレッシュのタイミング
「P/N: 420-002」バッテリーの寿命は、通常の使用で**約2〜3年(300〜500サイクル)**です。
- フル充電しても使用時間が極端に短い(例:1時間持たない)。
- 充電中に異常に熱くなる。
- バッテリーパックが膨らんでいる。
これらは寿命のサインですので、早めの予備確保を推奨します。

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