[PSA 81 LiIon、PSA 81 02、PSA81]ヒルティー HILTI 鉄筋探査機 X-scan PS 1000センサー 他 バッテリーセル交換 関連情報
ヒルティ(HILTI)の高性能コンクリート深部探査システム「X-scan PS 1000」および対応バッテリー「PSA 81」に関する関連情報を、実務や運用に役立つガイド形式でまとめました。
1. バッテリーシステム(PSA 81)の概要と運用ガイド
ご提示いただいたバッテリーは、PS 1000スキャナー本体を駆動するための専用電源です。
- 基本スペック: * 電圧: 7.4V / 容量: 5200mAh (5.2Ah)
- バッテリータイプ: リチウムイオン(Li-ion)
- 互換型番:
PSA 81、PSA 81 02、PSA81 ROWなど
- 連続稼働時間: スキャナー本体に装着時、最大で約4時間の連続運用が可能です。
- 運用のアドバイス: 現場でのダウンタイムを防ぐため、標準セットには通常2個のバッテリーパックが含まれています。長期間の使用で劣化(持ちが悪いなど)した場合は、アズワン等のサプライヤーを通じて「バッテリーリフレッシュ(セル交換サービス)」を利用するか、純正の電源アダプター(
PUA 81)を併用することでAC電源駆動も可能です。
2. 探査機本体「X-scan PS 1000」の主要スペックと強み
コンクリート内部を破壊することなく、高精度に可視化できるハイエンドな電磁波レーダ方式の探査機です。
- 探査対象: 鉄筋、PC鋼線(シース管)、金属・非金属パイプ(樹脂製電線管・塩ビ管など)、空洞、木材。
- 探査深度: 最大 300mm(乾燥したコンクリート構造物の場合)。
- 測定精度: 位置確認精度は ±5mm ~ ±10mm。かぶり厚(深さ)精度は100mm未満で±10mm。
- マルチアンテナ技術: 3つの送信・受信アンテナを搭載。従来の単一アンテナ機器と異なり、複層(2層目以降)に配置された鉄筋や埋設物も優れた垂直解像度で捉えることができます。
3. 実務で役立つ2つのスキャンモード
用途に合わせて使い分けることで、現場の作業効率が劇的に向上します。
① クイックスキャンモード
- 特徴: 一回の走査(スキャン)だけで、移動しながらリアルタイムに液晶画面へ平面図と断面図を同時に表示します。最長10mまでの記録が可能です。
- 用途: 施工現場で「ここに鉄筋がある」という位置を、その場ですぐにマーキングしたい場合に最適です。
② イメージスキャンモード
- 特徴: 専用の方眼紙(
PSA 12600x600mm /PSA 141200x1200mm)をコンクリート面に貼り付け、格子状に複数回スキャンします。 - 用途: 広範囲を正確に3次元データ(X-Y-Z軸)化したい場合。橋梁のPC鋼線の走行ルートや、複雑な配管の全容把握に向いています。
4. 現場分析とPCソフトによるデータ連携
PS 1000は「現場での見やすさ」と「事務所での報告書作成」の連携がスムーズな点も特徴です。
- 直感的なディスプレイ: 従来のレーダのような難しい「波形データ」ではなく、鉄筋やパイプがそのまま画像(2D/3D)として描画されるため、専門的な熟練度に関わらず直感的に埋設物が判断できます。
- PROFIS Detection(データ解析ソフト): スキャナー本体(内蔵メモリ200スキャン分)またはSDカード(
PSA 95)に保存したデータをPCにインポートすることで、さらに詳細な3D回転表示による解析、穿孔(コア抜き)位置のシミュレーション、発注者向けの公式な構造物診断レポートの作成が行えます。
5. 主な用途(アプリケーション)
- ダイヤモンドコア穿孔・あと施工アンカー打設前の内部埋設物との干渉回避
- 新設コンクリート構造物の配筋検査(出来形検査)
- 橋梁、トンネル、ビルなどの維持補修工事における床版・デッキ・スラブの劣化・空洞探査
- 落橋防止装置工に伴うコンクリート削孔前の事前探査

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