[SPS BDR15D]横河 YOKOGAWA 光測定機 光ケーブル試験機 OTDR AQ7270 AQ7275 他 バッテリーセル交換 関連情報
横河電機(YOKOGAWA)製の光パルス試験機(OTDR)AQ7270およびAQ7275シリーズは、光ファイバーの敷設や保守・メンテンスで長年愛用されている信頼性の高い測定器です。
本ガイドでは、ご提示いただいた純正バッテリー情報(SPS BDR15D)を踏まえ、本体の仕様、バッテリー管理、そして現場での運用に関する関連情報を分かりやすく解説します。
1. 対象機種の概要と特徴
AQ7270およびAQ7275は、光ファイバーの断線箇所や接続損失(ロス)を測定する高性能なOTDRです。
- AQ7270シリーズ: 初代の多機能モデル。優れたデッドゾーン(近端での測定不能領域の短さ)とダイナミックレンジを誇ります。
- AQ7275シリーズ: 後継・進化モデル。測定時間の短縮、自動測定機能の強化、高分解能化が図られ、FTTH(家庭向け光回線)から基幹網まで幅広く対応しています。
2. バッテリー(SPS BDR15D)の重要性と特性
現場作業において、電源の確保は最も重要な要素の一つです。
バッテリーの基本仕様
- 型番: SPS BDR15D(互換品や後継型番として
739882などが該当する場合があります) - 電圧 / 容量: 10.8V / 2100mAh
- 素材: ニッケル水素(Ni-MH)電池
ニッケル水素(Ni-MH)電池の取り扱い注意点
現行のスマートフォンなどで主流の「リチウムイオン電池」とは異なり、以下の特性に注意が必要です。
- メモリー効果: バッテリーを完全に使い切る前に継ぎ足し充電を繰り返すと、一時的に容量が低下し、使用できる時間が短くなる現象が起きます。対策: 定期的に「完全放電(使い切り) ⇒ フル充電」を行うことで、本来のパフォーマンスを維持できます。
- 自己放電: 使用していなくても、時間の経過とともに少しずつ電気を消費します。対策: 長期保管していた場合は、現場に持ち出す前に必ず再充電を行ってください。
3. 主な周辺機器・アクセサリ情報
本体やバッテリー以外にも、現場での測定効率を上げるために以下の関連アイテムが使用されます。
- ACアダプタ: 本体への給電および駆動中のバッテリー充電に使用します。
- 外部プリンタ / プリンタ用紙: 測定結果をその場で印刷するための専用サーマルプリンタ。
- 光コネクタクリーナー: 測定ポートや光コードの端面を清掃するツール。汚れは測定エラーや機器の故障原因になります。
- ダミーファイバー(起動ケーブル): OTDR直近の接続損失を正確に測定するために、測定器と被測定ファイバーの間に挟む一定の長さの光ファイバー。
4. メンテナンスと注意点
校正(キャリブレーション)
光測定器は、測定精度の維持のために定期的な校正(通常1年ごと)が推奨されています。校正を怠ると、測定値のズレや、提出レポートの信頼性低下につながるため注意が必要です。
ファームウェアのアップデート
横河の公式サイトでは、機能追加やバグ修正のためのファームウェアが提供されていることがあります。最新バージョンにすることで、動作の安定性や測定スピードが向上する場合があります。
5. まとめ(現場運用のTips)
- 予備バッテリーの確保: ニッケル水素電池は経年劣化で持ちが悪くなります。1日中外回りで測定する場合は、予備バッテリーを1〜2本確保しておくと安心です。
- 冬場の容量低下: ニッケル水素電池は低温環境下(冬場の屋外など)で一時的に電圧が下がりやすくなり、仕様時間より早くバッテリー切れを起こすことがあります。本体や予備バッテリーは、使用直前まで車内などで温めておくのがコツです。

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