[Type: GEB121、Art.NO.:667123]Leica ライカ TPS400 TPS700 TPS800 TPS1100 GPS500 他 バッテリーセル交換 関連情報
ライカ(Leica)の測量機器(トータルステーション・GPS)で長年愛用されている定番バッテリー「GEB121」(Art.No. 667123)に関する互換性、メンテナンス、および運用時の注意点をまとめた実用ガイドです。
お持ちの機器を今後も安定して稼働させるための参考情報としてお役立てください。
1. 対象バッテリーの基本スペック
- 型番(Type): GEB121 (Art.No. 667123)
- 公称電圧: 6.0V
- 公称容量: 4.2Ah (4200mAh)
- セル種類: ニッケル水素電池 (Ni-MH)
💡 ワンポイント: 旧型の「GEB111(2.1Ah)」とは電圧が同じで形状に互換性があり、GEB121は容量が2倍になった**ロングライフ版(厚型)**に位置づけられます。
2. 主な対応機種(互換性リスト)
GEB121は、ライカの往年の名機からGPSシステムまで幅広く採用されています。
トータルステーション(TPSシリーズ)
- TPS400 シリーズ: TC403, TC405, TC407 など
- TPS700 シリーズ: TC702, TC703, TC705 など
- TPS800 シリーズ: TC802, TC803, TC805 など
- TPS1100 / TPS1100 Professional シリーズ: TCR1103, TCR1105 など
GPS / GNSS レシーバー
- System 500 (GPS500): SR510, SR520, SR530 など
その他・関連機器
- デジタルレベル(電子レベル): DNA03 / DNA10
- レーザー墨出し器・その他測量周辺機器
3. 対応充電器と充電のポイント
GEB121(Ni-MH)を安全かつ満充電にするためには、ライカ純正または対応するインテリジェント充電器が必要です。
- 純正充電器: GKL112(1個掛け)、または GKL211(GKL112の後継)、大型の GKL221 / GKL341(マルチチャージャー)。
- 充電時間: GKL112/211を使用した場合、約2.5〜3時間で満充電になります。
4. ニッケル水素(Ni-MH)運用の重要ガイド
リチウムイオン電池(Li-ion)とは特性が異なるため、以下のメンテナンスを行うことでバッテリーの寿命を大幅に延ばすことができます。
① メモリー効果の防止(定期的なリフレッシュ)
ニッケル水素電池は、使い切っていない状態で継ぎ足し充電を繰り返すと、一時的に容量が低下する「メモリー効果」が発生します。
- 対策: 5回〜10回に1回程度、充電器のリフレッシュ機能(放電機能)を使って、完全に空にしてから満充電にしてください。
② 自己放電への対策
Ni-MHバッテリーは使っていなくても少しずつ電気が抜けていきます(自己放電)。
- 対策: 現場に投入する前日、または直前に充電を行うのが最も確実です。長期間保管していた場合は、使用前に一度充放電を行って活性化させてください。
③ 過放電の禁止(長期保管のコツ)
完全にゼロ(過放電状態)のまま数ヶ月放置すると、セルの性能が著しく劣化し、充電できなくなる原因になります。
- 対策: 長期保管する際は、満充電または50%以上の残量を残した状態で、湿気の少ない涼しい場所(10℃〜20℃)に保管してください。
5. 現在の市場動向と選択肢(リフレッシュ・互換品)
メーカー純正のGEB121は生産終了(または流通減少)に向かっていますが、現在でも以下の方法で運用を継続可能です。
- 互換バッテリー(サードパーティ製)の購入: 現在もAmazonや測量機器専門店などで、GEB121互換のNi-MHバッテリー(4.2Ah〜4.5Ah)が比較的安価に流通しています。
- バッテリーリフレッシュ(中身セルの交換サービス): 専門業者に依頼し、外側のケースはそのままに中の電池セル(一般的にPanasonic製などの高信頼セル)を新品に交換してもらう方法です。純正のガワを活かせるため、フィッティングのトラブルが少ないメリットがあります。

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