[PB-45L]KENWOOD ケンウッド アマチュア無線機 TH-D72 他 バッテリーセル交換 関連情報
ケンウッドの名機 TH-D72 を支える電源周りや、長く愛用するための関連情報をガイド形式でまとめました。
PB-45Lはリチウムイオンバッテリーとして非常に優秀ですが、生産から時間が経過しているモデルでもあるため、運用にはいくつかコツが必要です。
1. バッテリーパック「PB-45L」の基本スペック
まずは、お手持ちの純正仕様を再確認しましょう。
- 電圧: 7.4V
- 容量: 1800mAh
- 種類: リチウムイオン (Li-ion)
- 特徴: メモリー効果がほとんどないため、継ぎ足し充電が可能です。ただし、完全放電(過放電)には弱いため、長期保管時は「半分程度充電した状態」が理想的です。
2. 充電オプションと運用スタイル
TH-D72をどのように使うかによって、以下の周辺機器が役立ちます。
急速充電器(デスク運用)
- KSC-32: PB-45Lを約3時間で急速充電できる卓上チャージャーです。無線機本体にACアダプターを直接挿すよりも端子への負荷が少なく、予備バッテリーを単体で充電できるメリットがあります。
外部電源・シガーソケット(移動運用)
- PG-2W: 安定化電源からDC13.8Vを供給するためのDCコード。
- PG-3J: 車のシガーソケットから電源を取るためのフィルター付きシガープラグコード。💡 ワンポイント: 外部電源接続時は、バッテリーへの充電と送信出力を同時に行えますが、本体が熱を持ちやすいため、高パワーでの長話には注意が必要です。
3. 乾電池ケース「BT-15」の活用
災害時や長期のキャンプなど、充電ができない環境で頼りになるのが乾電池ケースです。
- 仕様: 単4形アルカリ乾電池6本を使用。
- 注意点: 乾電池運用の場合、電圧の関係で送信出力が Lowパワー(約0.5W〜) に制限されます。ハイパワー(5W)送信はできないため、あくまでエマージェンシー用としての備えが推奨されます。
4. TH-D72 運用のための豆知識
この機種はAPRS(自動パケット伝送システム)やGPS機能が強力ですが、それゆえにバッテリー消費も激しい傾向にあります。
バッテリーを長持ちさせる設定
- GPSセーブ機能: GPSユニットの起動間隔を調整することで、待機時の消費電力を抑えられます。
- バックライト設定: 常に点灯させるのではなく「Auto」や「OFF」に設定するのが基本です。
- 内蔵TNCのON/OFF: パケット通信を行わない時は、TNCをOFFにすることで劇的に持ちが変わります。
互換品(サードパーティ製)について
現在、純正のPB-45Lが入手困難な場合があります。市場には互換バッテリーも流通していますが、リチウムイオン電池は品質の差が激しいため、発熱や膨張のリスクを考慮し、できるだけ信頼のおける販売元から選ぶことが重要です。
5. メンテナンスのヒント
- 端子の清掃: バッテリーと本体の接点が汚れると、電圧降下や接触不良の原因になります。時々綿棒などで清掃してください。
- 長期保管: 1年以上使わない場合は、バッテリーを本体から外して保管してください。装着したままだと、微弱な待機電流で過放電になり、二度と充電できなくなる恐れがあります。
TH-D72は今なお「GPS・APRS・1200/9600bps TNC内蔵」という唯一無二のスペックを持つ名機です。電源周りを整えて、末永くアクティブに運用してください!

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