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[SANYO MODEL 8N-600AAK]テルモ 輸液ポンプ TE131 TE161 他 バッテリーセル交換 関連情報

テルモの輸液ポンプ(TE-131 / TE-161シリーズ)のバッテリー交換やメンテナンスに関するガイドを作成しました。

これらのモデルは医療現場で長年信頼されているベストセラー機ですが、電源周りの管理には特定の知識が必要です。


1. バッテリーの基本仕様と互換性

ご提示いただいた純正バッテリー「SANYO 8N-600AAK」は、現在では希少なニカド(Ni-Cd)電池です。

  • 電圧: 9.6V
  • 容量: 600mAh
  • セル構成: 単3形相当のセルが8本直列
  • コネクタ: 専用の2ピンまたは3ピンコネクタ(モデルにより異なります)

【注意】 近年、同形状で「ニッケル水素(Ni-MH)」タイプの互換バッテリーも流通していますが、充電回路の設計がニカド専用の場合、発熱や液漏れのリスクがあるため、指定外の電池種別への変更は推奨されません。


2. バッテリー劣化のサイン

輸液ポンプの運用において、以下のような症状が出た場合は速やかな交換が必要です。

  • AC電源を抜くとすぐに電源が落ちる: 容量が極端に低下しています。
  • 「バッテリー低(Battery Low)」アラームの頻発: 充電しても短時間でアラームが鳴る。
  • 充電が完了しない: 長時間AC接続していても充電中ランプが消えない。
  • 外装の膨張・液漏れ: 希少な旧型機では、経年劣化による電解液の漏出が基板を腐食させることがあります。

3. メンテナンスと運用のアドバイス

輸液ポンプの性能を維持するためのポイントです。

メモリー効果への対策

ニカド電池特有の「メモリー効果」(継ぎ足し充電による電圧低下)を避けるため、定期的にバッテリーのみで駆動させ、放電してから満充電にすることをお勧めします。

長期保管時の注意

  • 長期間使用しない場合でも、3ヶ月に一度はAC電源に接続し、補充電を行ってください。
  • 完全に放電(過放電)してしまうと、二度と充電できなくなる「不活性化」が起こります。

4. 代替品・修理に関する現況

TE-131/161シリーズはすでにメーカーのサポート(修理受付)が終了しているケースがほとんどです。

  • 純正品の入手: SANYOブランドの消滅に伴い、現在はFDK(旧富士通乾電池)などの後継品や、医療用バッテリー専門メーカーの互換品が主流です。
  • 自己責任での交換: 医療機器であるため、本来はME(臨床工学技士)や専門業者による交換が原則です。内部の基板設定や、交換後の稼働時間チェックが必要になるためです。

5. 関連アクセサリー・消耗品

この機種に関連して確認しておくべきアイテムです。

  • 専用輸液セット: テルモの輸液ポンプは、専用の「テルフュージョン輸液セット」を使用することで精度を担保します。
  • AC電源コード: 断線しかかっていると、充電が不安定になりバッテリー寿命を縮めます。

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