[B9914PS、P-12AS/F8G1]YOKOGAWA 横河電機 コンパクトキャル CA100 255701-U2 他 バッテリーセル交換 関連情報
横河電機(YOKOGAWA)の名機、コンパクトキャル CA100(型番:255701-U2等)を長く愛用するための、バッテリー交換やメンテナンスに関するガイドを作成しました。
この機種は、直流電圧・電流の発生と測定が同時に行える非常に精度の高いキャリブレータですが、発売から時間が経過しているため、特に電源周りのケアが運用の鍵となります。
1. バッテリー仕様の詳細とリプレイス
純正バッテリー(B9914PS / P-12AS/F8G1)は、現在では入手が難しくなっているケースが多いです。交換の際は以下のスペックを基準に検討してください。
- 純正スペック: 9.6V / 1200mAh
- 種類: ニッケルカドミウム(Ni-Cd)電池
- 構造: 単3形相当のセルが8本組み合わさったパック構造
[!TIP] 互換バッテリーの注意点 現在はNi-Cd(ニカド)に代わり、Ni-MH(ニッケル水素)の互換品が流通しています。容量が2000mAh〜2500mAhと大きくなっているものが多いですが、充電回路との相性に注意が必要です。純正ACアダプタでの充電時間が変わる(長くなる)可能性があります。
2. 適合ACアダプタと電源管理
AC駆動で使用する場合、または充電を行う場合は、指定の電圧・極性を守る必要があります。
- ACアダプタ型番: B9638LV(または同等品)
- 出力: DC 12V 500mA程度
- 極性: センターマイナス(※一般的なセンタープラスと異なる場合があるため、必ず本体背面の刻印を確認してください)
3. CA100を長く使うためのメンテナンス・チェック
古い計測器において、バッテリー劣化以外に注意すべきポイントです。
① 液漏れリスクの回避
長期間使用しない場合は、必ずバッテリーパックを本体から外してください。ニカド電池が液漏れを起こすと、本体基板の配線を腐食させ、修理不能(校正不可)になる恐れがあります。
② 端子のクリーニング
バッテリー接点や、出力・入力端子が酸化していると、接触抵抗により正確な測定・発生ができなくなります。無水エタノールを染み込ませた綿棒などで定期的に清掃してください。
③ 校正の重要性
CA100は「現場用標準器」です。DIYでバッテリーを交換しても動作はしますが、計測器としての信頼性を維持するには、定期的な校正(精度の確認)を推奨します。
4. 故障かな?と思ったら
- 電源が入らない: バッテリーの寿命、または内部のヒューズ断線が考えられます。
- 表示が薄い: 液晶の劣化、あるいは内部電圧の不安定さが原因です。
- 「CAL」エラーが出る: 内部メモリの異常や、経年による精度の大幅なズレが疑われます。
5. 代替機種の検討(リプレイス)
もし本体の基板寿命や故障により買い替えを検討される場合、現行の後継・推奨モデルは以下になります。
- CA310: 直流電圧・電流に特化した、より高精度な後継モデル。
- CA71: 電圧・電流に加え、抵抗や熱電対なども扱える多機能モデル。
お手元のCA100は、しっかりとした造りの優れた計測器です。適切なバッテリー管理を行うことで、まだまだ現役で活躍させることができます。

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