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[2UR18650F]日本アビオニクス サーモカメラ サーモギア G100L 他 バッテリーセル交換 関連情報

日本アビオニクス(Avio)製のサーモグラフィ「サーモギア G100L」は、堅牢さと高精度を兼ね備えた産業用デバイスですね。純正バッテリー(2UR18650F)の仕様を正確に把握されている点は、安全な運用において非常に重要です。

このデバイスを長く、そして正確に使い続けるための**「メンテナンス&運用ガイド」**をまとめました。


1. バッテリー管理のポイント

ご提示の 7.4V / 2450mAh (Li-ion) は、18650セルを2本直列にした構成と推測されます。

  • 過放電に注意: リチウムイオン電池は、残量ゼロの状態で放置すると再充電できなくなる「過放電」のリスクがあります。数ヶ月使用しない場合でも、50%〜80%程度の充電状態で保管するのが理想的です。
  • 純正品の推奨: G100Lは精密機器です。サードパーティ製の互換バッテリーは電圧の安定性に欠ける場合があり、本体の基板に負荷をかけたり、温度計測誤差を招く可能性があるため、可能な限り純正型番(2UR18650F)の使用をお勧めします。

2. 測定精度を保つための環境設定

サーモグラフィは「放射率」の設定一つで数値が大きく変わります。

  • 放射率(ε)の調整: 金属(アルミや銅)などの光沢がある対象物は、放射率が低く、周囲の温度を反射してしまいます。正確な測定には、市販の「放射率改善テープ」や「黒体スプレー」を貼付して測定してください。
  • 周囲温度の順応: 屋外から暖かい屋内へ移動した直後などは、レンズが結露したり、内部センサーが不安定になります。現場に到着してから15〜20分程度、環境温度に馴染ませてから測定を開始するのがベストです。

3. データの活用と解析(G100Lの強み)

G100Lは、パノラマ撮影や動画記録など、当時のクラスとしては優れた機能を備えています。

  • PC解析ソフトの活用: 本体で見るだけでなく、専用の解析ソフトウェア(InfReC Analyzerなど)を使用することで、撮影後でも特定のポイントの温度を再計測したり、レポート作成を自動化したりできます。
  • 可視画像との合成: 異常箇所を報告する際は、熱画像だけでなく「可視画像(普通の写真)」とセットで保存・比較することで、非専門家への説得力が格段に上がります。

4. 推奨されるメンテナンス周期

  • メーカー校正: サーモグラフィは経年変化で温度表示がズレることがあります。特に電気設備点検や製品検査など、エビデンスが重要視される業務で使用する場合は、1年に1回のメーカー校正が推奨されます。
  • レンズの清掃: 赤外線レンズは非常にデリケートです。指紋や埃がついた場合は、市販のレンズクリーナーではなく、柔らかいブロアーで埃を飛ばし、専用のレンズ拭きで優しく手入れしてください。

アドバイス: もし現在、バッテリーの持ちが悪くなっているようであれば、本体のファームウェアが最新かどうかも併せて確認することをお勧めします。省電力設定の見直しだけで稼働時間が改善することもあります。

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