スタンディング車椅子 ペガサスII バッテリーセル交換(保護回路内蔵Li-ionセル化) 関連情報
スタンディング車椅子**「ペガサスII(Pegasus II)」**のバッテリー周りに関する情報を、オーナー様やメンテナンス担当者様向けのガイド形式でまとめました。
長年愛用されている名機だからこそ、電源周りの知識は安全な走行に不可欠です。
⚡️ ペガサスII バッテリー基本仕様
ペガサスIIは、起立機構と走行を支えるために安定した電圧供給を必要とします。
- 純正電圧: 24V
- 純正容量: 3.8Ah
- バッテリー種類: ニッケル水素(Ni-MH)電池Note: 24V構成にするため、内部では1.2Vのセルが20個直列につなげられた構造になっています。
🔍 メンテナンスと交換のポイント
1. 寿命のサイン
以下のような症状が現れた場合は、バッテリーの寿命(劣化)が考えられます。
- フル充電しても、起立動作の途中でパワー不足を感じる。
- 走行距離が以前に比べて極端に短くなった。
- 充電器を繋いでも、すぐに「満充電」表示に切り替わる(擬似満充電)。
2. ニッケル水素電池の扱い(メモリー効果)
最近のリチウムイオン電池と異なり、ニッケル水素電池は**「メモリー効果」**の影響を受けやすい特性があります。
- 継ぎ足し充電を避ける: 電池を使い切る前に充電を繰り返すと、見かけ上の容量が減ってしまいます。
- 定期的なリフレッシュ: 数回に一度は、電池をしっかり使ってからフル充電することをお勧めします。
3. 保管時の注意
長期間使用しない場合でも、自然放電によって「過放電(電圧が下がりすぎて再充電不能になる状態)」に陥ることがあります。1ヶ月に一度は補充電を行うのが理想的です。
🛠 バッテリーの入手とリフレッシュサービス
現在、純正の新品バッテリーは入手経路が限られている場合があります。その際の主な選択肢は以下の通りです。
- メーカー/販売代理店への確認: まずは購入された福祉用具店へ「純正パック」の在庫を確認してください。
- バッテリーリフレッシュ(中身入れ替え): 「純正のケース」を再利用し、内部の電池セル(Ni-MH 3.8Ah)のみを新品に交換する専門業者への依頼が一般的です。
- メリット: 純正品が廃盤でも対応可能。
- 容量アップの選択ができる。

