[Trimble NetR9]Trimble トリンブル バッテリーセル交換 関連情報
Trimble NetR9(トリンブル)のリファレンス受信機におけるバッテリー情報は、長期的な観測やフィールドでの運用において非常に重要です。
以下に、バッテリーの仕様、交換方法、および運用上の重要ポイントをガイド形式でまとめました。
1. 内蔵バッテリーの基本仕様
NetR9には、外部電源が遮断された際のバックアップや、単体での動作を支えるリチウムイオン(Li-ion)バッテリーが内蔵されています。
- 駆動時間: 最大約 15時間(設定や通信環境により変動)。
- 電圧/容量: 7.4V / 7,800mAh(型番:56108, EPG-0908)。
- 役割: 外部電源供給時の**無停電電源装置(UPS)**として機能し、落雷や停電によるデータ欠損を防止します。
2. 内蔵バッテリーの交換ガイド
内蔵バッテリーは消耗品であり、数年の使用で保持容量が低下します。交換は以下の手順で行いますが、防水性能(IP67)を維持するため慎重な作業が必要です。
取り外しと取り付けの手順
- 接続の解除: すべての外部ケーブルを取り外し、清潔な環境で作業します。
- エンドキャップの取り外し: 背面のトルクスネジ(4箇所)を外し、リアパネルをゆっくりと引き出します。
- コネクタの抜き差し: バッテリーから基板へ繋がる赤と黒のワイヤー(白いコネクタ)を真っ直ぐ引き抜きます。
- ブラケットの取り外し: バッテリーを固定している2本のネジとブラケットを外すと、バッテリーを引き出せます。
- 再装着: 新しいバッテリーを挿入し、ブラケットを固定、コネクタを確実に差し込んでからパネルを閉じます。注意: ゴム製のガスケット(パッキン)が正しく装着されているか確認してください。ここがずれると浸水の原因になります。
3. 外部電源とケーブルの運用
長期間の常時観測では、外部バッテリーやソーラーシステムとの併用が一般的です。
- 外部バッテリー: 12V 18Ah程度のバッテリーを使用した場合、約2日間の連続駆動が目安です。
- 推奨ケーブル: ポート2(Lemo 7ピン)を介してDC電源を供給します。
- PN 20002-90G(DC電源ケーブル)
- PN 36451-02(1PPS出力/イベント入力兼用)
- PoE供給: LANケーブル(Port 1)を介したPower over Ethernetでの受電も可能です。
4. 電源管理設定の重要ポイント
Webインタフェースの「Receiver Configuration」→「General」メニューで以下の設定を確認してください。
- UPS設定: 外部電源喪失時に内蔵バッテリーに切り替えるかどうかを選択できます(通常はEnable)。
- シャットダウン電圧(Shutdown Voltage): * バッテリーの過放電を防ぐため、一定電圧以下で停止するよう設定します。
- 推奨値: 起動電圧(Power On)とシャットダウン電圧の差を1.3V以上に保つことが、安定した自動再起動のために推奨されます(例:起動 12.5V / 停止 11.0V)。
- パワーセーバーモード: フロントパネルのディスプレイを自動消灯させ、消費電力を微減させることが可能です。
5. メンテナンスと保管のコツ
- 長期保管時: バッテリーの劣化を防ぐため、完全に放電した状態での放置は避けてください。50%程度の充電状態で、涼しく乾燥した場所に保管するのが理想です。
- 温度環境: 極端な低温下ではバッテリー容量が一時的に低下し、高温下では寿命が短くなります。

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