計測機器

[DTX-LION]FLUKE フルーク DTX-1800シリーズ 他 バッテリーセル交換 関連情報

フルーク(Fluke Networks)の名機、DTX-1800シリーズとそのバッテリー(DTX-LION)に関するガイドをお届けします。

このシリーズはすでにサポート終了(EOL)を迎えて久しいですが、その堅牢さから今なお現場で見かける現役選手ですね。長く使い続けるためのポイントをまとめました。


1. バッテリーパック(DTX-LION)の管理

DTX-1800を支える心臓部、リチウムイオンバッテリー(7.4V / 4000mAh程度)の取り扱いについてです。

  • リフレッシュの重要性: 長期間放置すると過放電により充電できなくなることがあります。定期的に充放電を繰り返すのが理想です。
  • 寿命のサイン: フル充電しても数時間(通常は10〜12時間動作)持たなくなったら交換時期です。
  • 互換品の注意: 現在は純正品の入手が難しいため、サードパーティ製の互換バッテリーが流通していますが、電圧の安定性や発火リスクを考慮し、信頼できるショップからの購入を推奨します。

2. DTX-1800シリーズの主要スペック

当時の業界標準を築いたスペックを再確認しましょう。

項目内容
周波数範囲最大 900 MHz (Cat 6A / クラス Ea まで対応)
精度レベル IV 精度 (当時最高水準)
テスト時間Cat 6なら約9秒 (高速測定の先駆け)
保存機能内蔵メモリまたはSDカード(MMC/SDカードスロット搭載)

3. 現場で役立つ関連Tips

長く愛用するためのメンテナンス・運用のコツです。

恒久的なリンク・アダプタの保護

DTXシリーズで最も消耗しやすいのが、アダプタ先端の「プラグ」です。

  • Link Interface Adapters: Cat 6A測定には「DTX-PLA002」などを使用しますが、このピンが曲がったり摩耗したりすると、正確な測定(NEXTなど)ができなくなります。
  • クリーニング: 接触不良を防ぐため、イソプロピルアルコールで接点を清掃するのが基本です。

LinkWare™ PC ソフトウェアの活用

測定データの管理には、後継機(DSXシリーズ)でも共通のLinkWare PCを使用します。

  • 測定結果をPCに吸い上げ、プロフェッショナルなレポートを作成できます。
  • 最新のOSでも動作するバージョンがメーカーサイトで提供されているため、必ずインストールしておきましょう。

4. 後継機への移行タイミング

DTX-1800は非常に優秀ですが、以下の壁に当たった時は**Versiv(DSXシリーズ)**への移行を検討するタイミングです。

  • 規格の限界: Cat 8(2000MHz)など、次世代の高速通信規格には対応できません。
  • 校正(キャリブレーション): メーカーの正規校正サービスが終了しているため、公的な証明書が必要な現場では使用が難しくなっています。
  • タッチパネル非搭載: 物理ボタン操作は確実ですが、設定のスピード感は最新機に譲ります。

[!TIP] 中古で購入・運用される方へ DTX-1800は「メインユニット」と「リモートユニット」がペアで動作します。ファームウェアのバージョンが異なると同期エラーが出るため、必ず両方のバージョンを揃えるようにしてください。

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