測量機器

[BTR-04]フジクラ Fujikura 光ケーブル融着接続機 FSM-16R 他 バッテリーセル交換 関連情報

フジクラ(Fujikura)の名機、FSM-16Rをご愛用ですね。この機種は現場での信頼性が非常に高いモデルですが、発売から時間が経過しているため、特に「バッテリー(BTR-04)」の運用やメンテナンスが継続使用のカギとなります。

技術的な背景を含め、ユーザーガイド風に情報をまとめました。


1. バッテリー(BTR-04)の特性と現状

純正のBTR-04はニッケルカドミウム(Ni-Cd)電池を採用しています。

  • スペックの再確認: 12V / 2.8Ah。
  • ニカド電池の宿命「メモリー効果」: 完全に使い切る前に充電を繰り返すと、見かけ上の容量が減ってしまいます。リフレッシュ(完全放電後の満充電)が推奨されます。
  • 現在の入手性: 純正品は生産終了しているケースが多く、現在は「セル交換(リセル)」サービスを利用するか、互換バッテリーを探すのが一般的です。

2. 光ファイバ融着接続機 FSM-16R の運用ガイド

FSM-16Rは、多心光ファイバ(テープ心線)の一括融着に対応したモデルです。安定した施工のために以下の点に注意してください。

放電キャリブレーション(放電検査)

環境(気温・湿度・気圧)が変わると放電強度が変化します。

  • 実施タイミング: 作業開始前、または電極棒を掃除・交換した後は必ず実施してください。
  • メリット: 接続損失(ロス)を最小限に抑え、再接続の手間を省けます。

電極棒(ELCT2-20A)のメンテナンス

  • 寿命の目安: 一般的に2,000回〜3,000回程度の放電が交換の目安です。
  • 清掃: 接続ロスが増えてきたら、専用の電極クリーナーやエタノールで先端の酸化物を取り除いてください。

3. 周辺アクセサリーとの互換性

FSM-16Rを使用する上で欠かせない周辺機器の情報です。

項目型番・詳細備考
ACアダプタADC-07バッテリーなしで駆動させる際に必要
充電コードDCC-05バッテリーを本体装着状態で充電する場合に使用
電極棒ELCT2-20AFSM-16R/11R/17S/18Sなどと共通
カッターCT-20 / CT-30良好な切断端面が融着成功の8割を決めます

4. 長く使うためのアドバイス

重要:バッテリーの保管について ニカド電池は自己放電が激しいため、長期間使用しない場合でも数ヶ月に一度は充電を行ってください。完全に放電した状態で放置すると、セルが反転し再充電不能(死亡)になるリスクが高まります。

トラブルシューティングのヒント

  • エラー「光ファイバが見つかりません」: 多くの場合、V溝(ファイバを載せる溝)の汚れが原因です。細いブラシやピンセットで清掃してください。
  • 接続ロスが大きい: ファイバカッターの刃が摩耗していないか、または「放電パワー」が弱くなっていないかを確認してください。

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