[BP-198]アイコム ICOM 無線機 IC-T81 他 バッテリーセル交換 関連情報
アイコムの名機IC-T81や、それを支えるバッテリーパックBP-198に関する情報をガイド形式でまとめました。
IC-T81は、50/144/430/1200MHzの4バンドをカバーする現在では非常に希少なハンドヘルド無線機ですね。長く愛用するためのメンテナンスや、バッテリーの現況について解説します。
1. BP-198 バッテリーの基本仕様
BP-198は、ニッケル水素(Ni-MH)電池を採用した高電圧タイプのバッテリーパックです。
- 電圧: 4.8V
- 容量: 700mAh(標準的)
- 特徴: * 当時のIC-T81のフルパワー運用(1200MHz帯を除く各バンドで約5W)を支えるための高電圧設計です。
- ニッケル水素電池のため、リチウムイオン電池に比べて「メモリー効果」の影響を受けやすい特性があります。
2. 対応機種ガイド
BP-198(および同形状のBP-170シリーズ)は、アイコムの1990年代後半の主要モデルで共通して使用されていました。
- IC-T81: 4バンド(50/144/430/1200MHz)マルチバンダー
- IC-T8: 3バンド(50/144/430MHz)モデル
- IC-T8S: T8の改良版
- IC-W32: 144/430MHz 2バンドモデル
- IC-Z1A: (海外モデル等)
3. ニッケル水素電池(Ni-MH)を長持ちさせるコツ
2026年現在、当時の純正バッテリーが残っている場合、劣化が進んでいる可能性が高いです。以下のポイントに注意してください。
- メモリー効果の防止: 中途半端な状態で継ぎ足し充電を繰り返すと、見かけ上の容量が減ってしまいます。**「使い切ってから満充電」**が基本です。
- 自己放電への対策: ニッケル水素電池は使わなくても少しずつ放電します。数ヶ月放置すると過放電で再起不能になることがあるため、定期的に充放電を行ってください。
- 充電器の確認: 標準充電器(BC-110など)はタイマー制御のない「トリクル充電」に近いものが多いため、長時間放置すると過充電で電池を傷めます。充電完了後は速やかに外すのが理想です。
4. バッテリーが寿命を迎えた時の選択肢
残念ながら、BP-198の新品純正品を入手するのは困難な状況です。以下の代替案が一般的です。
① 乾電池ケース(BP-170)の活用
単3乾電池4本を使用するバッテリーケースです。
- メリット: アルカリ電池やエネループが使えるため、運用が非常に楽になります。
- 注意点: 電圧が4.8V〜6V程度になるため、送信出力は「Lowパワー」に制限されますが、受信メインや近距離通信には最適です。
② バッテリーの「セル交換(リセル)」
専門業者に依頼して、ケースの中身(電池セル)だけを新品に交換してもらうサービスです。
- メリット: 外観はそのままに、最新の高性能セルで容量アップも期待できます。
③ 外部電源端子の利用
本体横のDCジャックから外部電源(13.8V等)を供給して運用する方法です。固定運用(シャックでの運用)がメインならこれが最も確実です。
5. IC-T81 運用のヒント
この無線機は特に1200MHz帯を運用できる貴重な1台です。
- 熱対策: 高電圧のBP-198でハイパワー送信を続けると、本体がかなり熱を持ちます。長時間の送信は避け、こまめに休ませるのが故障を防ぐコツです。
- アンテナの選定: 4バンド対応のため、付属アンテナ以外を使用する場合は、運用するバンドにしっかりマッチングしたものを選んでください。

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