[バッテリPA12、A-52613]マキタ makita 12V ニカドバッテリーセル交換関連情報

このバッテリーは、かつてマキタの12V仕様の電動工具で広く採用されていたバッテリーです。

PA12のようなニカドバッテリーには、現在主流のリチウムイオンバッテリーとは異なる特徴と、それに伴う注意点があります。

特徴	詳細
高出力	瞬間的なパワーに優れており、電動工具に適した特性を持っています。
コストパフォーマンス	生産コストが比較的抑えられており、安価でした。
過放電に強い	完全放電状態になっても劣化しにくい性質があります。
メモリー効果	継ぎ足し充電を繰り返すと、使用可能時間が短くなる現象が起こりやすいです。使い切ってから充電するのが基本です。
自然放電	長期間使用しないと、残量が大きく減ってしまう（長期保存には不向き）。
有害物質	カドミウムを含んでおり、処分時には適切な回収・処理が必要です。
保管の注意	端子がデリケートで、釘などの金属物と一緒に保管すると、内部のヒューズが飛び故障する原因になることがあります。また、使い切ってから保管することが推奨されます。

供給状況: PA12は供給打ち切り（廃番）となっており、新品の入手は非常に困難です。
セル交換: バッテリー本体は問題なくても、内部の電池（セル）が寿命を迎えた場合、「セル交換」サービスを利用してバッテリーを再生できる場合があります。既存の筐体を再利用し、新しいセル（ニカド、または高容量のニッケル水素など）に交換することで、再び使用可能になります。
互換品: 一部のメーカーから、PA12と互換性のある非純正のバッテリーが販売されていることもあります。