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[CTB4187]Snapon スナップオン 電動工具 コードレス インパクトレンチ CT4850 CTJ4850 シリーズ 他 バッテリーセル交換 関連情報

1. バッテリー型番「CTB4187」の基本情報 🔋

CTB4187は、スナップオンの旧世代の18Vコードレス工具に使用されるスライド式のバッテリーパックです。

基本仕様(純正品)

  • 電圧: 18V
  • セル種類(純正品): 主にニカド (Ni-Cd)、または一部ニッケル水素 (Ni-MH)
  • 容量(純正品): 約 2.4Ah~3.0Ah

重要なポイントと留意点

  • 旧型バッテリー: CTB4187は比較的に古い世代のバッテリーであり、純正品としてはニカド(Ni-Cd)またはニッケル水素(Ni-MH)が主流でした。
  • リフレッシュサービス: 現在、純正の新品バッテリーの入手が困難な場合、既存のバッテリーケースを利用して内部のセルを新しいものに交換するバッテリーリフレッシュ(リセル)サービスが多く提供されています。
    • このサービスでは、**ニッケル水素(Ni-MH)や互換性の高いリチウムイオン(Li-ion)**セルに変更されることがあり、容量(例: 3.0Ah、4.0Ah、5.0Ahなど)が向上する場合もあります。
  • 充電器の互換性: リセル後のバッテリーを使用する場合、既存の充電器(例: CTC420/CTCF420など)との互換性を事前に確認してください。特にリチウムイオンに換装した場合は、専用の充電器が必要になることがあります。

2. 互換性のある主な電動工具モデル 🛠️

CTB4187バッテリーは、以下のスナップオンの18Vコードレスインパクトレンチシリーズに使用されていました。

主な対応モデル

  • CT4850シリーズ
  • CTJ4850シリーズ
    • CTJ4850は、当時スナップオンのコードレスインパクトレンチの中でも高いトルクを発揮するモデルとして知られていました(最大トルク 542Nm、最大締付トルク 837Nm など)。

その他の対応工具

CTB4187は、他にも以下の18V電動工具シリーズと互換性があります。

  • CDR4850Aシリーズ(コードレスドリル)
  • CTRS6855 / CTRS6850シリーズ(コードレスレシプロソー)
  • CAG6850DBKIT(コードレス接着剤ガン)

注意: 互換性は製造時期や地域により異なる場合があります。ご自身の工具本体に記載されている対応バッテリー型番を必ず確認してください。


3. バッテリーの交換・メンテナンスに関するガイド

古いバッテリーを長く使うため、または新しいバッテリーに交換する際のヒントです。

項目詳細なガイド
純正品が入手できない場合バッテリーリフレッシュ(リセル)サービスを利用するのが一般的な方法です。専門業者に依頼することで、内部の電池を新品に交換し、寿命を延ばすことができます。Ni-CdからNi-MHへ変更すると、環境への配慮や持続時間の向上が期待できます。
互換バッテリーの選択社外品(互換品)のバッテリーも販売されていますが、品質や安全性、保証体制が異なるため、信頼できる販売元を選ぶことが重要です。多くは**リチウムイオン(Li-ion)**で提供されていますが、充電器の互換性を必ず確認してください。
充電時の注意点リセル後のNi-MHバッテリーをニカド専用充電器で充電する場合、バッテリーが熱を持つことがありますが、通常は問題ありません。ただし、異常な発熱がある場合は直ちに使用を中止してください。
長期保管長期間使用しない場合は、バッテリーを満充電ではない状態(例:残量50%程度)で、高温多湿を避けた場所に保管することで、セルの劣化を抑えられます。

補足:充電器の互換性とセル交換に関する最重要事項 ⚠️

1. 充電器の仕様に関する注意

スナップオンの旧型バッテリーCTB4187に対応する純正充電器(例: CTC420/CTCF420など)は、主に純正の**ニカド(Ni-Cd)**セルに合わせて設計されています。

ご指摘の通り、これらのニカド専用充電器で、セルを**ニッケル水素(Ni-MH)**に交換したバッテリーを充電すると、以下の問題が発生するリスクがあります。

  • 過充電のリスク: ニカドとニッケル水素では満充電を検出する方法(−ΔV検出など)や特性が異なるため、ニカド専用充電器でニッケル水素を充電すると、充電が停止されずに過充電となり、バッテリーの寿命を著しく縮めたり、最悪の場合、発熱・破損の原因となる可能性があります。

2. セル交換の際の推奨事項

交換バッテリーの種類推奨される対応理由と注意事項
ニカド (Ni-Cd)推奨既存の充電器(Ni-Cd専用)の仕様に最も合致しており、過充電のリスクが低い。純正の充電システムをそのまま利用したい場合に最適です。
ニッケル水素 (Ni-MH)非推奨 (または要専用充電器)ニカド専用充電器を使用すると過充電になる可能性が非常に高くなります。Ni-MHで交換する場合は、必ずNi-MHに対応した専用充電器を用意する必要があります。
リチウムイオン (Li-ion)専用充電器が必須完全に別のバッテリーシステムとなるため、専用のLi-ion充電器が必須です。また、工具本体がLi-ionに対応した保護回路を備えているかどうかも確認が必要です。

【結論】

現在使用されている純正充電器をそのまま使い続ける場合CTB4187のバッテリーリフレッシュ(リセル)サービスを行う際は、必ず**ニカド(Ni-Cd)**セルでの交換を依頼してください。

安全のため、セルを異なる種類(Ni-MHやLi-ion)に交換する場合は、必ずその新しいバッテリーの種類に対応した充電器も同時に用意・使用することが必須となります。

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