[BATTERY B4]ニコン Nikon B4 外部 バッテリーセル交換 関連情報
ニコンの「B4 外部バッテリー」は、主に古い世代の測量機器(トータルステーション:DTM/NSTシリーズなど)や、GFシリーズなどの機器で、長時間稼働を実現するために使用されていた外部電源システムです。
現行のデジタルカメラ用バッテリーとは異なり、機器本体を外部から給電・駆動するためのユニットや接続コードを指します。
1. 関連アクセサリー:外部バッテリコード
B4外部バッテリーユニットと測量機器本体を接続するために、専用の接続コードが使用されていました。
| 製品名 | 主な対応機器 | 特徴 |
| 外部バッテリコード B4-1 | GFシリーズ用 | GFシリーズなど、特定の機器とB4バッテリーを接続 |
| 外部バッテリコード B4-2 | GF-200/300、DTM・NST用 | DTM(トータルステーション)やNST(セオドライト)といった測量機器とB4バッテリーを接続 |
ポイント:
- これらのコードは、B4外部バッテリーの出力を機器側に供給するためのもので、機器側のコネクタ形状に合わせて種類が分かれていました。
⚠️ B4外部バッテリーのセル交換に関する重要な注意点
ニコン B4 外部バッテリーユニットのセルを交換する際、充電器との互換性から、使用するセルの種類に厳重な注意が必要です。
必ずニッカド(Ni-Cd)セルで交換する理由
古いニコンのB4外部バッテリーユニットと組み合わせて使用する純正の充電器は、当時のニッカド(Ni-Cd)バッテリーに対応した設計になっているケースがほとんどです。
- ニッカド充電器の特性:
- ニッカド専用充電器で、**ニッケル水素(Ni-MH)セルを充電すると、「過充電」**を引き起こす可能性が非常に高くなります。
- ニッカドとニッケル水素では、充電完了を検出する方式(ΔV検出など)や特性が異なるため、ニッカド用の充電器ではニッケル水素の充電を適切に停止できません。
- 過充電のリスク:
- ニッケル水素セルが過充電されると、発熱、セルの劣化・破損、最悪の場合は発火などの危険が生じます。
- 結論:
- 安全かつ安定して機器を使用し続けるためには、純正の充電器をそのまま使用する場合、交換するセルは**必ず元の種類と同じニッカド(Ni-Cd)**を選択し、容量を合わせる(またはニッカドの範囲で容量アップを行う)必要があります。
🔋 セル交換時の推奨事項
| 項目 | 推奨される選択 | 理由 |
| セルの種類 | ニッカド(Ni-Cd) | 純正充電器での過充電を防ぐため。 |
| 業者への依頼 | 測量機器バッテリーのセル交換実績が豊富な専門業者に依頼する。 | 適切なセル選定と、確実な交換作業(スポット溶接など)のため。 |
警告: 充電器の対応状況を確認せず、安易にニッケル水素セルに交換することは、故障や事故の原因となりますので避けてください。

![[BATTERY B4]ニコン Nikon B4 外部 バッテリーセル交換](https://www2.batt.co.jp/wp-content/uploads/2025/10/DSC_2573-s-640x445.jpg)