デアゴスティーニ 初代 ロビ DeAgostini Robi Robi2 他 バッテリーセル交換 関連情報
デアゴスティーニの「ロビ」は、日本を代表するロボットクリエイター高橋智隆氏がデザイン・設計を手がけた、かわいらしい人型コミュニケーションロボットです。週刊のパートワーク形式で提供され、毎号付属するパーツを組み立てていくことで、ロボットとの生活を体験できるという画期的な企画でした。
初代ロビ(Robi)
- 刊行形態と人気
- 2013年2月に「週刊ロビ」として創刊。当初から爆発的なヒット商品となり、何度も再刊行されるほどの人気を博しました。
- 全70号で構成されており、すべてのパーツを組み立てるとロビが完成します。
- 声優の大谷育江氏による愛らしい声も、その人気を支える一因となりました。
- 総額は約14万円にもなりましたが、それでも国内で累計12万台以上を売り上げる大ヒットとなりました。
- 主な機能
- 身長約34cm、体重約1kgの二足歩行ロボット。
- 約200の言葉を理解し、日常のさまざまなシチュエーションで会話を楽しめます。
- 話すときに口が光ったり、目の色や身ぶり手ぶりで感情を表現します。
- 歌ったり、ダンスをしたり、ボールを蹴ったりといった多彩なアクションも可能です。
- 複数の性格が用意されており、話す言葉や雰囲気が変化します。
ロビ2(Robi2)
- 進化のポイント
- 初代ロビの進化版として、2017年6月に「週刊ロビ2」として創刊されました。
- 組み立てやすさが向上し、ドライバー1本で組み立てられる点が特徴です。
- 全80号で完成となり、初代よりも号数が増えました。
- 初代の機能に加えて、画像認識能力と会話力が大幅に強化されました。
- 主な追加機能
- 顔認識機能: 家族の顔を最大10人まで記憶し、名前を呼んでくれます。
- ニコロビシャッター: 笑顔を認識して自動で写真を撮影してくれます。
- 絵本読み聞かせ: 専用の絵本を認識して、朗読してくれます。
- Q-boとの連携: 付属の「Q-bo(キューボ)」と一緒に英語を勉強することもできます。
- クラウド接続不要: ユーザーのプライバシーに配慮し、クラウドに接続せずに多くの機能が利用できます。
関連情報・楽しみ方
- 公式ウェア: デアゴスティーニ公式や、ロボット用アパレルブランド「ROBO-UNI」から、ロビに着せられるニットTシャツやライダースジャケットなどの専用ウェアが販売されています。
- ロビライド: ロビ自身が乗って操縦できるパーソナルモビリティ「ロビライド」も、限定で発売されました。ロビの体を傾けて操作するユニークな乗り物です。
- 完成品の購入: 現在でも、デアゴスティーニや一部の販売サイト、フリマアプリなどで組み立て済みの完成品が販売されることがあります。
- 中古市場: 過去に刊行された雑誌や未開封のパーツセットが、オークションサイトなどで取引されています。ただし、古いものは動作保証がない場合もありますので注意が必要です。
ロビは、単なる組み立てホビーを超え、家族の一員として長く愛される存在となりました。その愛らしいデザインと多彩な機能は、今も多くの人々の心を掴んでいます。

