無線機・電話機

[PB-32]KENWOOD ケンウッド TH-22、TH-42、TH-59、TH-79 他 バッテリーセル交換 関連情報

[PB-32]ケンウッドのTH-22、TH-42、TH-59、TH-79は、いずれも1990年代にアマチュア無線家(ハム)の間で非常に人気を博したクラシックなハンディ型トランシーバーです。これらは同系統のモデルであり、その堅牢性、シンプルな操作性、そして信頼性の高さから、現在でも多くの愛好家から高く評価されています。


THシリーズの主な特徴

これらの無線機は、モデルごとの違いはありますが、共通のデザイン哲学と多くの類似した機能を備えています。

  • TH-22(VHF): 2メートルバンド(144-148 MHz)で動作するVHF専用トランシーバーです。頑丈な作りと直感的な操作で知られています。
  • TH-42(UHF): TH-22のUHF版で、70センチメートルバンド(430-450 MHz)で動作します。
  • TH-59(デュアルバンド): デュアルバンド機能が加わり、2メートルと70センチメートルの両バンドに対応しています。1台で両バンドを使いたいハムにとって、当時非常に魅力的な選択肢でした。
  • TH-79(デュアルバンド): TH-59と同様にデュアルバンドですが、メモリー容量の増加やユーザーインターフェースの改良など、いくつかの機能が強化されています。

どのモデルも、周波数を直接入力できるテンキー複数のメモリーチャンネル、そしてシンプルなLCD画面を備えています。通常はニカドまたはニッケル水素のバッテリーパックを使用し、アンテナコネクターは標準的なBNC型です。


関連するアクセサリーと考慮事項

もしこれらの無線機を所有している、またはこれから手に入れようと考えている場合は、以下の点に注意してください。

  • バッテリー: オリジナルのバッテリーは経年劣化により使用できない可能性が高いです。互換性のある交換用バッテリーパックや、単三電池が使用できるバッテリーケースを探すと良いでしょう。また、車の12Vシガーソケットから電源を取るためのバッテリーエリミネーターも便利です。
  • アンテナ: 付属のアンテナは「ラバーダック」型です。より良いパフォーマンスを得るためには、長めの高利得アンテナや、車載用のモービルアンテナを検討してみてください。標準的なBNCコネクターなので、多くのアンテナが利用可能です。
  • プログラミング: テンキーからの手動入力も可能ですが、別売りのプログラミングケーブルとソフトウェアを使えば、特に多くの周波数を登録する場合に、メモリー管理などが格段に楽になります。
  • 修理: 製造から時間が経っているため、部品の入手は難しい場合があります。しかし、これらの無線機には多くの愛好家が存在し、オンラインフォーラムやウェブサイトで修理ガイドやアドバイスを見つけることができます。

これらの情報は、ケンウッドTHシリーズのハンディ機を末永く楽しむ一助となれば幸いです。

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