[PB-34]KENWOOD ケンウッド携帯無線機 TH-22 TH-42 TH-59 TH-79 他バッテリーセル交換関連情報

KENWOODのTHシリーズは、アマチュア無線家から広く愛されてきた携帯無線機です。ここでは、特にTH-22、TH-42、TH-59、TH-79に焦点を当て、関連情報をガイド形式でまとめました。

TH-22 (TH-22A/E/G): 144MHz帯（VHF）のモノバンド機で、シンプルで堅牢な設計が魅力です。ハンディ機入門者にも扱いやすいモデルとして人気があります。
TH-42 (TH-42A/E/G): 430MHz帯（UHF）のモノバンド機です。TH-22と対になるモデルで、同じデザインと操作性を持っています。
TH-59 (TH-59A/E): 50MHz帯（6m）/ 144MHz帯（2m）のデュアルバンド機です。TH-79と比べ、異なる周波数帯のデュアルバンドという点が特徴です。
TH-79 (TH-79A/E): 144MHz帯（2m）/ 430MHz帯（70cm）のデュアルバンド機です。アマチュア無線で最も一般的な2つの周波数帯をカバーしており、多くのユーザーに愛用されました。

これらのモデルは、操作性が共通しているため、複数の機種を持っていても違和感なく使いこなせるようになっています。

これらの無線機を快適に使うためには、いくつかのアクセサリーが役立ちます。

バッテリーパック:
- PB-34: 9.6V 600mAhの大容量バッテリーです。（セル交換でさらに大容量にできます）
- PB-35: TH-79用Ni-Cdバッテリーパックです。充電して繰り返し使用できます。
- PB-36: TH-79用Ni-Cdバッテリーパックで、PB-35よりも大容量です。
充電器:
- PB-34/35/36用充電器: バッテリーパックを充電するためのスタンド式またはACアダプター式の充電器です。
外部電源ケーブル:
- PG-2W: シガープラグ付きの外部電源ケーブルで、車のバッテリーから給電できます。
マイク:
- SMC-32: スピーカーマイクです。無線機をポケットに入れたまま、マイク部分で送受信操作ができます。
アンテナ:
- これらの無線機はSMAコネクタを採用しています。純正品以外にも、より利得の高い社外品アンテナに交換することで、通信距離を延ばすことが可能です。

これらの機種は、現在では生産が終了しています。中古品やオークションサイトなどで入手することができますが、いくつかの注意点があります。

バッテリーの状態: Ni-Cdバッテリーは経年劣化しやすく、満充電できなくなっている場合がほとんどです。使用には、バッテリーリフレッシュサービスでPB-34を検討する必要があります。
修理とメンテナンス: メーカーでの修理サポートは終了しています。故障した場合は、専門知識を持つアマチュア無線家に相談するか、自身で修理を試みる必要があります。
外観の状態: 長期間使用されたものは、液晶の液漏れ、ボタンの反応不良、ケースのひび割れなどが見られることがあります。購入前に状態をよく確認しましょう。

これらの情報が、THシリーズをこれから使ってみたい方、すでに所有している方の一助となれば幸いです。