[EA-BL05]SHARP シャープ ザウルスシリーズ アイゲッティ MI-P10、MI-P10-Sバッテリーセル交換 関連情報
【ザウルスシリーズ アイゲッティ MI-P10、MI-P10-Sの関連情報ガイド】
概要
シャープの「ザウルス」シリーズは、携帯情報端末(PDA)の先駆けとして、1990年代から2000年代にかけて一世を風靡しました。その中でも、「アイゲッティ MI-P10」と「アイゲッティ MI-P10-S」は、カラー液晶と手軽なインターネット接続機能が特徴的なモデルです。
基本スペック
- 機種名: SHARP ザウルス アイゲッティ MI-P10 / MI-P10-S
- 発売時期: 1999年
- CPU: MPU SH-3
- OS: ザウルスOS
- ディスプレイ: カラーTFT液晶(65,536色)
- サイズ: 約120mm × 80mm × 24mm
- 重量: 約240g(MI-P10-Sは約250g)
- 通信機能: PHS通信カードを装着することで、インターネット接続が可能
主要な特徴
- カラー液晶搭載: 当時、モノクロ液晶が主流だったPDA市場において、カラー液晶を搭載したことは大きな特徴でした。これにより、ウェブページの閲覧や画像表示がより鮮やかに行えました。
- PHS通信対応: 専用のPHS通信カードを本体に装着することで、外出先でもインターネットに接続できました。これは、当時のモバイル環境において非常に画期的な機能でした。
- 手書き入力機能: ペンによる手書き文字認識に対応しており、直感的な操作が可能でした。また、メモ帳機能やスケジュール管理機能など、PDAとしての基本機能も充実していました。
- MI-P10とMI-P10-Sの違い: MI-P10はPHS通信カードが別売だったのに対し、MI-P10-SはPHS通信カードが同梱されていました。
関連情報
- ザウルスシリーズの系譜: アイゲッティ MI-P10は、ザウルスシリーズの中でも「インターネット対応」を強く意識したモデルでした。その後、より高性能なモデルや、キーボードを搭載したモデルなど、様々な派生機種が開発されました。
- アクセサリー: 専用のPHS通信カードの他、ACアダプター、充電クレードル、専用ケースなど、様々な周辺機器が販売されていました。これらのアクセサリーは、今となっては入手が困難なものがほとんどです。
- ザウルス時代のインターネット環境: 当時は、まだスマートフォンの普及前であり、携帯電話のデータ通信速度も現在とは比較にならないほど遅いものでした。ザウルスのようなPDAを通じて、外出先からインターネットに接続するスタイルは、一部の先進的なユーザーに支持されていました。
現状
- 動作環境: 現在、ザウルス アイゲッティ MI-P10 / MI-P10-Sを実用的に使用することは非常に困難です。PHSサービスはすでに終了しており、インターネットに接続することはできません。また、搭載されているアプリケーションも、当時のインターネット環境に合わせて作られているため、現在のウェブサイトやサービスには対応していません。
- コレクターズアイテム: これらの機種は、日本のPDAの歴史を語る上で重要な存在であり、現在はレトロガジェットのコレクターズアイテムとして扱われることが多いです。
まとめ
シャープ ザウルス アイゲッティ MI-P10 / MI-P10-Sは、日本の携帯情報端末の歴史において、カラー液晶やモバイルインターネット接続の普及に貢献した、重要なマイルストーンとなる製品でした。当時のモバイル環境を体験したい方や、レトロガジェットのコレクションを楽しみたい方には、非常に興味深い存在と言えるでしょう。

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