[Trimble T41]Trimble トリンブル スマートフォン型モバイルGIS Trimble T41 Juno T41/5 他 バッテリーセル交換 関連情報
Trimble T41 / Juno T41/5 は、堅牢性とモバイルGIS機能を兼ね備えたスマートフォン型のモバイルコンピュータです。GPS測位やデータ収集、通信機能を備え、フィールドワークに最適化されています。
Trimble T41 / Juno T41/5 の主要な特徴(ガイド調)
Trimble T41 は、その堅牢な設計とGIS機能により、様々な屋外作業で活躍します。
- 堅牢性:
- 耐落下性: MIL-STD-810G 規格に準拠し、1.22m(4フィート)からの複数回の落下に耐える設計です。
- 防塵・防水性: IP65(イエローモデル)またはIP68(グレーモデル)に準拠し、埃の侵入を防ぎ、水没にも耐えるモデルがあります。雨の中や埃っぽい現場でも安心して使用できます。
- 耐温度性: -30℃から60℃という幅広い動作温度に対応し、過酷な環境下でも安定して動作します。
- ディスプレイ:
- 4.3インチのWVGA(480×800ピクセル)TFTディスプレイは、Corning® Gorilla® Glassを採用しており、太陽光下でも視認性が高く、傷つきにくいです。
- 静電容量式マルチタッチに対応しており、手袋を装着したままでも操作が可能です。
- GPS機能:
- 2~4m精度の内蔵GPSレシーバーを搭載し、WAAS/SBAS補正に対応しています。
- オプションで1~2m精度の高精度GPSモデルも選択可能です。
- MCXポートを介して外部GPSアンテナを接続することもできます。
- 通信機能:
- Wi-Fi (802.11 b/g/n) および Bluetooth 2.1 + EDR を搭載し、無線でのデータ送受信が可能です。
- 一部モデルでは、3.75G(HSPA+)のセルラー通信(データ、テキスト、音声)に対応しています。
- その他機能:
- 8メガピクセルのカメラを搭載し、デュアルLEDフラッシュとジオタグ機能により、写真に位置情報を付加できます。
- 電子コンパスと加速度計を内蔵しています。
- microSDカードスロット(最大32GBのSDHCをサポート)とSIMカードスロットを備えています。
- USB 2.0ホスト、USBクライアント、シリアル接続をサポートするカスタムポートがあります。
- オペレーティングシステム:
- Windows Embedded Handheld (WEHH) v6.5 または Android 4.1 “Jelly Bean” を選択できるモデルがありました。
バッテリーに関する関連情報
Trimble T41 / Juno T41/5 のバッテリーは、フィールドでの長時間作業を支える重要な要素です。
- バッテリーの種類と容量:
- Trimble T41 / Juno T41/5 は、主にリチウムイオン(Li-ion)またはリチウムポリマー(Li-Po)バッテリーを使用しています。
- 内蔵バッテリーの容量は、一般的に 3300mAh (3.7V, 12.2Wh) または 4000mAh (3.7V, 14.80Wh) のものが見られます。
- 「Full-Day battery life」を謳っており、一日中の作業に耐えうる設計となっています。
- 充電時間:
- 本体の内部バッテリーを0%から100%まで充電するには、約4時間かかるとされています。
- 外部バッテリーパック(オプション):
- Trimble Juno T41 用には、外部バッテリーパックが提供されていました。
- この外部バッテリーパックは、3.3 Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、内部バッテリーと連携して稼働時間を延長します。
- 外部バッテリーパックを接続し、本体と同時に充電する場合、本体の内部バッテリーが優先的に充電され(約4時間)、その後外部バッテリーパックが充電されます(約4時間)。合計で約8時間で両方のバッテリーが満充電になります。
- 外部バッテリーパックには、充電状態を示すLEDインジケーターが付いており、ボタンを押すことで残量を確認できます(赤1つ:残量危機的、緑1つ:残量少ない、緑2つ:部分充電、緑3つ:高充電)。
- 外部バッテリーパックは、本体の内部バッテリーの約80%の容量を持つとされています。
- 外部バッテリーモード中に本体の内部バッテリー残量が5%以下になると、本体充電モードに強制的に切り替わり、本体バッテリーが5%まで充電されると再度外部バッテリーモードに戻ります。
- バッテリー交換と互換品:
- 純正品以外にも、Trimble Juno T41 / 5, RTK, surveying, Spectra Precision T41, Trimble Juno T45 Slate などに対応する互換バッテリーが市販されています。これらの互換バッテリーは、通常、S11DG103A などの型番で識別されます。
- 互換バッテリーの容量は4000mAhのものが多く見られます。
- バッテリーを交換する際は、必ずT41のシャットダウンまたは電源オフ状態で行い、SIMカードの抜き差しと同様に慎重に行う必要があります。
- バッテリー寿命とケア:
- リチウムイオン/ポリマーバッテリーは、約300~500回の充電/放電サイクルで性能が低下すると言われています。
- バッテリーの寿命を延ばすためには、完全放電を避け、部分的な充電を頻繁に行うことが推奨されます。
- 高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所に保管することが重要です。
関連アクセサリー
- 充電器: 壁掛け充電器 (5V/2A) や車両用充電器 (5V/2.1A) が提供されています。
- データケーブル: USBケーブル(プロプライエタリコネクタ)や9ピンシリアルアダプター、USBホストアダプターなどが利用可能です。
- スクリーンプロテクター: ディスプレイ保護のために推奨されます。
- リストストラップ: 落下防止に役立ちます。
Trimble T41 / Juno T41/5 は、その堅牢性とGIS機能により、測量、建設、公共事業、環境調査など、様々な分野のプロフェッショナルにとって信頼性の高いツールとして活用されていました。バッテリーの適切な管理と交換により、その寿命を最大限に活かすことができます。

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