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[NO-132BA]電動工具 CHECK IN KOBO ICD-1200C 他バッテリーセル交換 関連情報

ご愛用の電動工具をもう一度!「KOBO ICD-1200C」バッテリー交換ガイド

「長年使ってきた愛用の電動ドライバー、最近パワーが落ちてきたな…」 「フル充電しても、すぐにバッテリーが切れてしまう…」

そんなお悩みをお持ちではありませんか? その原因は、バッテリーの寿命かもしれません。

CHECK IN KOBOブランドの電動工具「ICD-1200C」は、DIYユーザーにとって頼れる相棒です。しかし、内蔵されている充電式バッテリー「NO-132BA」は、消耗品であるため、繰り返し使ううちに少しずつ性能が低下してしまいます。

でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。バッテリーの「セル交換」を行うことで、まるで新品のようなパワーを取り戻し、お使いの工具をこれからも長く活躍させることが可能です。

このガイドでは、バッテリーのセル交換に関する選択肢と、ご自身で交換にチャレンジする場合の基本的な情報をご紹介します。


バッテリー復活への2つの道

バッテリーの問題を解決するには、大きく分けて2つの方法があります。

1. バッテリーリフレッシュ(セル交換)の専門業者に依頼する

最も安全で確実な方法です。専門の業者が、お使いのバッテリーパック(NO-132BA)を預かり、内部の古い電池(セル)を新しいものに交換してくれます。

  • メリット
    • 安全性と確実性: プロが作業するため、ショートや発火などのリスクがなく安心です。
    • 性能アップも可能: 純正のニカド電池から、より大容量のニッケル水素電池へアップグレードできる場合があり、一度の充電でより長く使えるようになります。
    • 手間いらず: 面倒な作業は一切不要。バッテリーを送るだけでOKです。
  • デメリット
    • ご自身で交換するよりは費用がかかります。
  • 料金の目安
    • 一般的に、7,000円~12,000円程度のことが多いようです。(バッテリーの状態や交換するセルの種類によって変動します)
  • 業者の探し方
    • インターネットで「電動工具 バッテリーリフレッシュ」「バッテリーセル交換 サービス」などのキーワードで検索すると、多くの専門業者が見つかります。

2. 自分でバッテリーセルを交換する(DIY)

工具の扱いに慣れており、電気的な知識が少しある方向けの方法です。コストを抑えられるのが最大の魅力ですが、作業には危険も伴います。

  • メリット
    • コストを抑えられる: 部品代だけで済むため、費用を安く上げることができます。
  • デメリット
    • 危険性: 作業を誤ると、ショートによる火花、発熱、最悪の場合は発火や破裂の危険があります。
    • 技術が必要: ケースの分解、はんだ付け、配線など、一定の技術と知識が求められます。
    • 自己責任: 全ての作業はご自身の責任において行う必要があります。

【DIY編】セル交換にチャレンジ!基本ステップ

免責事項:ご自身での分解・改造はメーカー保証の対象外となる上、前述のような危険を伴います。作業は細心の注意を払い、自己責任でお願いいたします。

ここでは、一般的なニカド電池バッテリーのセル交換手順の概要をご紹介します。

◆ STEP 1:準備するもの

  • 交換用セル: 「NO-132BA」は多くの場合、1.2Vのニカド(Ni-Cd)セルが10本直列で接続されています(合計12V)。同サイズ・同容量のニカドセル、またはニッケル水素(Ni-MH)セルを10本用意します。
  • 工具類:
    • ドライバー(ケース分解用)
    • はんだごて、はんだ
    • ニッパー、ラジオペンチ
    • バッテリーケースを傷つけずにこじ開けるためのヘラなど
  • その他:
    • テスター(電圧の確認用)
    • 絶縁テープ

◆ STEP 2:バッテリーパックの分解

  1. ネジを全て外し、バッテリーケースを慎重に開けます。ツメで固定されていることが多いので、破損しないように注意しましょう。
  2. 内部のセルの配置や、配線(特にプラス・マイナス)、温度センサーなどの部品がどのように接続されているかを、写真を撮るなどして正確に記録しておきます。

◆ STEP 3:古いセルの取り外し

  1. セル同士を繋いでいる金属プレートや配線を、はんだごてを使って丁寧に取り外していきます。
  2. 温度センサーなどの重要な部品も、破損しないように慎重に取り外してください。

◆ STEP 4:新しいセルの接続

  1. 記録しておいた通りに、新しいセルを配置します。プラス(+)とマイナス(-)の向きを絶対に間違えないでください。
  2. 古いセルから外した金属プレートや配線を使い、セル同士を直列にはんだ付けしていきます。
  3. 温度センサーも元の位置に確実に取り付けます。これが無いと充電時に異常な高温になる可能性があり、大変危険です。

◆ STEP 5:組み立てと初期充電

  1. 配線がケースに挟まらないように注意しながら、元通りに組み立てます。
  2. ネジを締め、交換作業は完了です。
  3. 交換後、最初の充電はバッテリーの様子を見ながら慎重に行ってください。

ご愛用の「ICD-1200C」を、ぜひご自身に合った方法でメンテナンスし、これからも末永く活用してください。安全第一で作業を楽しみましょう!

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