■[SB-10N 454863-0060 互換]DENSO バーコードスキャナ GT10B-SB 他 カスタムバッテリー販売品 関連情報
デンソー バーコードスキャナ GT10/GT15シリーズ 活用ガイド
このガイドでは、多くの現場で活躍したデンソーのコンパクトバーコードスキャナ「GT10シリーズ」および高性能モデル「GT15シリーズ」、特に人気の高かったBluetooth®モデルについて、その特徴と魅力を分かりやすく解説します。
1. GT10/GT15シリーズとは?
デンソー(現:デンソーウェーブ)が開発した、高性能なハンディスキャナシリーズです。主な特徴は以下の通りです。
- コンパクト&軽量設計: 手のひらに収まるサイズ感と軽さで、長時間の作業でも疲れにくいデザインです。
- 高速読み取り: 独自の読み取りエンジンを搭載し、かすれや汚れのある難読コードでもスピーディに読み取ります。
- 豊富なラインナップ: 読み取るコードの種類(1次元/2次元)や接続方法(有線/Bluetooth®)によって、最適なモデルを選択できました。
2. モデル名の見方と各モデルの特徴
製品名から、そのスキャナの主な機能がわかります。
- GT10 / GT15: 「GT15」は「GT10」よりも読み取り深度や範囲が広いなど、より高性能なモデルです。
- B / Q:
- B: バーコード(1次元コード)の読み取りに対応したモデルです。
- Q: QRコードなどの2次元コードと、バーコード(1次元)の両方に対応した高性能モデルです。
- -SB: Bluetooth®による無線通信機能を搭載したモデルです。
これを踏まえて、各モデルを見ていきましょう。
モデル名 | コード種類 | 接続方式 | 特徴 |
---|---|---|---|
GT10B-SB | 1次元 | Bluetooth® | バーコード専用のワイヤレスモデル。ケーブルを気にせず軽快に作業できます。 |
GT10Q-SB | 1次元/2次元 | Bluetooth® | QRコードにも対応した人気のワイヤレスモデル。汎用性が高いのが魅力です。 |
GT15Q-SB | 1次元/2次元 | Bluetooth® | GT10Q-SBよりさらに高性能。離れた場所や広範囲のコードも読み取りやすいモデルです。 |
GT10 (有線) | 1次元/2次元 | USB/RS-232C | GT10B/Qのベースとなった有線モデル。PCに常時接続して使う場合に適しています。 |
3. Bluetooth®モデルの魅力と活用シーン
GT10B-SBやGT10Q-SBなどのBluetooth®モデルは、その利便性から様々なシーンで活用されてきました。
- ケーブルからの解放 作業エリアを自由に移動しながらスキャンできるため、作業効率が飛躍的に向上します。特に、大きな商品の検品や棚卸し業務で威力を発揮します。
- スマートフォンやタブレットとの連携 PCだけでなく、Bluetooth®機能を搭載したスマートフォンやタブレットと簡単にペアリングできます。これにより、専用端末がなくても、身近なデバイスで在庫管理やPOSレジ、イベント受付などのシステムを構築できます。
- 簡単な接続 一般的なキーボードと同じように認識される「HIDプロファイル」に対応しているため、特別なドライバをインストールすることなく、スキャンしたデータをテキストとして入力できます。
4. ご利用にあたって
- マニュアルと設定: 詳細な設定(ブザー音のON/OFF、読み取り後に追加する文字の設定など)は、設定用のQRコードを読み取ることで行います。紛失した場合は、デンソーウェーブの公式サイトでマニュアルが公開されているかご確認ください。
- バッテリー: 無線モデルは内蔵バッテリーで動作します。長期間使用していない場合は、バッテリーが劣化している可能性があります。
- 後継機について: GT10/GT15シリーズは、現在では生産を終了しており、後継機としてより高性能なAT20シリーズやSP1シリーズなどが登場しています。もし新規導入や置き換えをご検討の場合は、これらの現行モデルをお勧めします。
まとめ
デンソーのGT10/GT15シリーズは、コンパクトさと高い性能を両立させた名機です。特にBluetooth®モデルは、その自由度の高さから今でも根強い人気があります。 お手元のスキャナの仕様を確認し、その性能を最大限に引き出して、日々の業務にお役立てください。