非常灯・誘導灯

[4N-23AA、4N23AA]MITSUBISHI 三菱電機 非常灯電池 産業用照明 誘導非常灯 住設警報機器 バッテリーセル交換 関連情報

三菱電機(MITSUBISHI)製の非常灯や誘導灯、住設警報機器に使用されている交換用バッテリー「4N-23AA / 4N23AA」に関する解説と、交換・購入時のガイド情報です。

設備管理者様や電気工事関係者様、防災担当者様が安全かつスムーズにメンテナンスを行えるよう、要点を分かりやすくまとめました。

1. バッテリーの基本仕様(スペック)

まずは、該当型番の電気的特性と仕様を整理します。

  • 純正電圧: 4.8V
  • 純正容量: 2300mAh (2.3Ah)
  • 電池種類: Ni-Cd(ニッケルカドミウム / ニカド蓄電池)
  • 型番: 4N-23AA または 4N23AA
  • 構成: 単3形相当のニカド電池(1.2V)が4本直列に接続された構造

💡 補足:型番の読み方 「4N」の「4」はセル数(1.2V × 4本 = 4.8V)を、「23AA」は2300mAhのAA(単3)サイズ相当のセルを使用していることを意味しています。

2. 主な用途と関連機器

このバッテリーは、主に以下のような「停電時に確実に作動しなければならない」重要設備に組み込まれています。

  • 三菱電機製 非常用照明器具 / 誘導灯
    • ビル、商業施設、工場、マンションの通路や階段にある非常灯・避難口誘導灯。
  • 住設警報機器 / 防災システム
    • 火災報知器の受信機、非常警報装置、その他停電バックアップが必要なセキュリティ機器。

3. メンテナンスと交換のタイミング

非常灯・誘導灯のバッテリーは、消防法などにより定期的な点検と交換が義務付けられています。

  • 寿命の目安: 約4〜6年(使用環境によって前後します)
  • 交換のサイン:
    • 定期点検での「点検スイッチ(紐)」を引いた際、規定時間(30分間以上)点灯しない。
    • 器具の「充電モニター(緑ランプ)」が消灯、または赤ランプ等で異常表示が出ている。
    • バッテリー自体に液漏れや膨張が見られる。

4. 購入・選定時のチェックポイント(重要)

「4N-23AA」を交換用として手配する際は、以下の点に必ずご注意ください。

① コネクタ(端子)の形状確認

バッテリー本体から出ているリード線の先にある「コネクタ形状」が、現在取り付いている器具のソケットと一致しているか必ず確認してください。同じ型番でも、メーカーや製造時期によってコネクタの形状(ピン数やプラス・マイナスの位置)が異なる場合があります。

② 純正品 or 相当品(互換品)の選択

  • 純正品(三菱電機製): * メーカー保証と高い信頼性。防災認定品としての安心感があります。
  • 相当品(JASAA認定品・互換品):
    • 国内の専門メーカー(古河電池やパナソニック等、または専門のバッテリー工場)が製造する「同等スペックの互換品」も流通しています。コストを抑えたい場合に選ばれますが、信頼性の高いメーカー製を選ぶのが無難です。

③ 現行の「Ni-MH(ニッケル水素)」への移行について

近年、環境負荷の観点からニカド(Ni-Cd)電池からニッケル水素(Ni-MH)電池への移行が進んでいます。メーカーによっては、4N-23AAの代替として「4N-23DA」などのニッケル水素版後継型番を指定している場合があります。その場合、容量や電圧が同等であればそのまま使えるケースがほとんどですが、器具側の適合表を必ずご確認ください。

5. 交換作業と廃棄時の注意

  • 作業時の注意: 交換の際は、安全のため器具のブレーカーを落とすか、スイッチを切った状態で行ってください。
  • リサイクル(廃棄): ニカド電池は「有害・資源ゴミ」です。一般ゴミとして捨てず、電気店やJBRC登録の回収窓口、産業廃棄物処理業者を通じて正しくリサイクルしてください。

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