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[MODEL CNB840]VERTEX STANDARD スタンダード HX824、HX-824 他 バッテリーセル交換 関連情報

バーテックススタンダード(VERTEX STANDARD、現・八重洲無線)の特定小電力無線機「HX824 / HX-824」等で使用されているリチウムイオンバッテリー「CNB840」に関する互換情報、メンテナンス、運用のポイントをまとめた実用ガイドです。

1. 基本仕様の再確認

まず、お持ちのバッテリーの基本スペックを押さえておきましょう。

  • 型番: CNB840
  • 電圧: 3.7V
  • 容量: 1300mAh 〜 1350mAh
  • 化学種別: リチウムイオン(Li-ion)

注意: 3.7Vのリチウムイオンバッテリーは、過放電(電池を完全に使い切った状態での放置)に非常に弱いです。長期間使用しない場合でも、定期的な充電が必要です。

2. 主な対応機種(無線機本体)

CNB840バッテリーは、主に以下のバーテックススタンダード製・特定小電力無線機(インカム)シリーズに対応しています。

  • HX824 / HX-824(代表機種:同時通話対応の特定小電力無線機)
  • HX822 / HX-822
  • HX834 / HX-834

※業務用のインカムや工事現場、イベント運営などで広く使われていたモデルです。

3. 市場流通と互換品(サードパーティ)の選び方

現在、バーテックススタンダードブランドの純正品「CNB840」は、メーカーの組織再編(八重洲無線への移行)や機種の世代交代に伴い、純正新品の入手が難しくなっているか、生産終了(EOL)している可能性が高いです。

そのため、現在この無線機を維持・運用するには「互換バッテリー(サードパーティ製)」の活用が現実的な選択肢となります。

互換品を選ぶ際のチェックポイント

  • 「CNB840互換」の明記: 商品名や説明欄に必ず「CNB840対応」または「HX824対応」と書かれているか確認してください。
  • 保護回路(PSEマーク等)の有無: リチウムイオン電池は発火リスクを伴うため、過充電・過放電防止の保護回路が内蔵されている信頼できるメーカーのもの(国内流通品であればPSEマーク付き)を選んでください。
  • 容量の確認: 互換品の中には、技術の進歩により純正(1300mAh)と同等、あるいはそれ以上(例:1400mAh〜1500mAh)の容量を持つものもあります。容量が大きいほど長時間の運用が可能です。

4. バッテリーを長持ちさせる運用ガイド

リチウムイオンバッテリー「CNB840」およびその互換品を、少しでも劣化させずに長く使うためのベストプラクティスです。

① 「継ぎ足し充電」はOK

古いニカド電池とは異なり、リチウムイオン電池には「メモリー効果(使い切らずに充電すると容量が減る現象)」がほぼありません。そのため、使った分だけ毎日継ぎ足し充電しても問題ありません。

② 保管時は「50%前後の残量」にする

長期間(数ヶ月以上)無線機を使わない場合は、満充電(100%)や空っぽ(0%)の状態で放置してはいけません。電池に最も負担が少ない50%程度の残量の状態で本体から取り外し、湿気の少ない涼しい場所に保管してください。

③ 充電器の対応状況

互換バッテリーを使用する場合でも、基本的にはHX824等に付属している純正の急速充電器(または連結充電器)がそのまま使用できます。ただし、充電中に異常な発熱(触れないほど熱くなるなど)を感じた場合は、すぐに充電を中止してください。

5. 買い替え・リプレイスの検討タイミング

もしバッテリーを新調しても「無線機本体の調子が悪い」「同時通話が途切れる」といった症状が出る場合、本体側の基盤やアンテナの寿命(経年劣化)が考えられます。

HX824シリーズは非常に堅牢な名機ですが、もし本体ごとのリプレイスを検討される場合は、後継ブランドである八重洲無線(YAESU)や、アイコム、アルインコなどの最新の同時通話対応・特定小電力無線機、あるいは通信距離に制限のない「IP無線機(LTE回線を使うインカム)」への移行を視野に入れると、今後の運用がスムーズになります。

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