無線機・電話機

[PB-38]KENWOOD ケンウッド ハンディー無線機 TH-G71 TH-D7 他 バッテリーセル交換 関連情報

ケンウッドの名機、TH-G71TH-D7を今でも大切に使われているのは素晴らしいですね。これらは1990年代後半から2000年代にかけて、その堅牢さと多機能ぶりでアマチュア無線家に愛されたモデルです。

バッテリーパック PB-38 を中心に、現代でこれらの機種を運用するための維持・活用ガイドをまとめました。


1. バッテリー(PB-38)の現状と選択肢

純正のPB-38はニッカド(Ni-Cd)電池ですが、現在は生産終了から時間が経過しているため、以下の3つの選択肢が主流です。

  • 互換バッテリーの活用: 現在はニッケル水素(Ni-MH)仕様の互換品が多く流通しています。純正の650mAhに対し、1100mAh〜1500mAh程度と大容量化されているものが多く、運用時間が大幅に伸びます。
  • 乾電池ケース(BT-11)の利用: 単3乾電池4本を使用するケースです。エネループなどの充電式乾電池も利用できるため、長期保管や非常用として最も信頼性が高い選択肢です。
  • 外部電源アダプター: 車載や固定運用であれば、シガープラグコード(PG-3J)や外部電源端子(DC IN)から直接13.8V(運用範囲はモデルにより異なりますが、通常DC 6V〜16V)を供給するのが最もパワフルです。

2. 対応機種の主な特徴

ご使用のモデルは、それぞれ独自の強みを持っています。

TH-G71 (144/430MHz FM デュアルバンド)

  • 操作性: 非常にシンプルで直感的な操作が可能です。
  • 堅牢性: コンパクトながら作りが良く、登山やアウトドアでの「実用機」として今でも高く評価されています。

TH-D7 (144/430MHz FM/データ通信)

  • APRS対応: TNC(ターミナルノードコントローラ)を内蔵しており、パケット通信やAPRS(自動位置報告システム)の先駆けとなったモデルです。
  • 拡張性: 当時としては画期的な、PCやGPSレシーバーとの連携が可能な「遊べる」無線機です。

3. 運用・メンテナンスのアドバイス

長年経過した機体を快適に使うためのポイントです。

  • 電解コンデンサのチェック: この年代の無線機は、内部の電解コンデンサが寿命を迎え、液漏れを起こすことがあります。「音が小さい」「電源が不安定」といった症状が出たら、早めの点検をおすすめします。
  • メモリーバックアップ電池: 設定を記憶しておくための内部電池が切れている場合、電源を切るたびにリセットされることがあります。これも交換修理が可能です。
  • 接点洗浄: バッテリー端子やアンテナコネクタ(BNC型)を接点復活剤などで清掃すると、送信の安定性や受信感度が改善することがあります。

4. 周辺アクセサリーの互換性

TH-G71やTH-D7は、ケンウッド伝統の「2ピン」タイプのマイク端子を採用しています。

  • スピーカーマイク: SMC-32、SMC-33、SMC-34などが適合します。
  • アンテナ: BNC端子です。現行の多くのハンディ機はSMA端子のため、アンテナを新調する場合は変換アダプタが必要になる点に注意してください。

ワンポイント・アドバイス

PB-38(6V)を使用する場合、送信出力は抑えめ(Lowパワー運用中心)になります。もし5Wのフルパワー運用を狙う場合は、外部電源端子から13.8Vを供給することで、これらの無線機の真価を発揮させることができますよ。

大切にメンテナンスして、ぜひ末永く交信を楽しんでください。

この機種のバッテリーリフレッシュサービスのお申し込みはこちら