[BP-227FM]JRC 日本無線 船上通信用無線電話装置 JHS-430他 バッテリーセル交換 関連情報
🚢 JHS-430 船上通信用無線電話装置の概要
JHS-430は、主に操船、荷役、救助、接岸、係留などの作業時における、船内や船舶相互間、および船舶と桟橋・埠頭間での音声通信に使用される無線機です。
✨ 主な特長
- 防爆構造(本質安全防爆構造)
- FM規格、NK規格に適合しており、タンカーやLPG運搬船などの引火性危険物運搬船でも安全に使用可能です。爆発の危険がある環境下での使用を想定して設計されています。
- 防水・防沫構造
- JIS保護等級7の防水構造(水深1mに30分間)を有しており、雨天時や水しぶきがかかる厳しい海洋環境下でも使用できます。
- 簡単操作
- 大型液晶表示器を搭載し、情報の視認性を高めています。ボタン/スイッチの数を最小限に抑え、操作が容易です。
- 低消費電力
- 消費電力を極力少なく設計されており、長時間運用が可能です(例:送信1、受信1、待受け18の割合で10時間以上、送信出力2W時)。
- トーンスケルチ機能(オプション)
- トーンスケルチ機能を装備可能で、最大2波の設定ができます。
🔋 関連バッテリー:BP-227FM
JHS-430に使用されるバッテリーパックはBP-227FM(または同等品)です。
- 種類: リチウムイオン電池(Li-ion)
- 公称電圧: 7.2V
- 容量: 1700mAh(製品ロットや仕様により1850mAhなど異なる場合があります)
- 特記事項: JHS-430本体と同様、防爆構造(FM規格適合)を持つバッテリーであり、防爆エリアでの使用に必須の仕様です。
🛠️ メンテナンスと互換性に関する注意点
- バッテリーの再生サービス(リフレッシュ):
- BP-227FMは、純正品がお預かり再生(セル交換)サービスの対象となっていることが多くあります。これは、バッテリーパックの外側のケースを再利用し、内部の電池セルのみを新しいものに交換するサービスです。
- このサービスを利用する際は、リチウムイオン電池の危険性から、日本郵便での発送を求められるなど、運送会社や梱包方法に指定がある場合があります。
- 互換機種:
- BP-227FM(または類似のBP-227系バッテリー)は、日本無線のJHS-430の他、**アイコム(Icom)の特定機種(例:IC-M88)**など、他社の無線機でも共通して使用される事例が見られます。ただし、互換性については必ず各製品の仕様書で確認が必要です。
この無線機は、安全性と信頼性が特に求められる船舶での作業連絡に最適な設計となっています。

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