非常灯・誘導灯

[FK349]Panasonic パナソニック ナショナル 非常灯電池 産業用照明 誘導非常灯 住設警報機器 バッテリーセル交換 関連情報

💡 FK349バッテリーの基本情報と交換のポイント

FK349は、主に非常灯誘導灯といった防災照明器具、および住設警報機器などで使用されていた交換用ニカド(ニッケルカドミウム)蓄電池の型番です。

🔋 基本仕様(FK349 生産終了時点)

項目内容
定格電圧8.4V
定格容量2,000mAh (2.0Ah)
電池種類ニカド蓄電池 (Ni-Cd)
用途誘導灯・非常灯、警報機器など
状況生産終了品

🚨 重要なポイント:交換と後継機種

FK349は生産が終了しており、現在、メーカー(パナソニック)から直接この型番の新品を入手することはできません。

交換の際は、後継機種または同等品を選ぶ必要があります。

1. メーカー後継機種は「FK879」

パナソニックが指定する正規の**後継機種は「FK879」**です。

  • 型番: FK879
  • 定格電圧: 8.4V
  • 定格容量: 3,000mAh (3.0Ah)
  • 電池種類: ニッケル水素蓄電池 (Ni-MH)

FK879は、FK349よりも容量が大きく(2,000mAh → 3,000mAh)、電池の種類がニッケル水素に変更されています。ニッケル水素は、ニカドに比べて環境負荷が低いという特長があります。

2. FK649との関係

FK879は、FK349だけでなく、同じく生産終了したFK649の後継品としても指定されています。

3. 同等品・互換品について

メーカー純正の後継品(FK879)のほか、電池販売店などから**「FK349相当品」**として販売されている互換バッテリーもあります。

  • これらの相当品は、メーカー純正品ではないものの、形状、電圧、コネクターなどがFK349と同等で、そのまま取り付けできるように作られています。
  • 容量は純正品と同じ2,000mAhのものや、後継品の3,000mAhと同等容量のものなどがあります。

**互換品を使用する場合は、必ず「法定点灯時間(非常灯30分、誘導灯20分など)を満たしていること」**を確認し、販売元の保証内容などもチェックしてください。


🛠️ バッテリー交換時の注意点

非常灯や誘導灯のバッテリーは、消防法で定められた点検交換サイクルがあります。安全のために以下の点に注意してください。

1. 交換時期の確認

蓄電池の標準使用期間は、製造から4~6年程度とされています。法定点検の際に寿命と判断された場合や、点検ボタンを押しても規定時間点灯しない場合は速やかに交換が必要です。

2. 電池の種類と充電時間

  • FK349(ニカド)からFK879(ニッケル水素)へ交換した場合でも、互換性があるため充電回路はそのまま使用できます。
  • バッテリー交換後、防災照明器具は満充電状態ではありません。約48時間(2日間)以上充電してから、点検を行い、規定時間点灯することを確認してください。

3. 取り付けは資格者に依頼

誘導灯や非常灯の交換作業は、専門知識を必要とします。感電や誤接続を防ぐため、電気工事士の資格を持つ方、または専門の業者に依頼するのが確実です。

ご自身で交換される場合は、必ずブレーカーを落として電源を遮断してから作業を行ってください。

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