[PAS 81 05、PAS8105、2006182]HILTI ヒルティー レーダー探査機 PS1000 シリーズ 他 バッテリーセル交換 関連情報
🧭 HILTI X-Scan PS 1000 レーダー探査機の概要
HILTI X-Scan PS 1000は、コンクリート構造物内の非破壊検査に使用される高性能なレーダー探査機です。コンクリートを切断したり穴を開けたりする前に、内部の埋設物(鉄筋、配管、電線管など)の位置、かぶり厚さ、深度を正確に把握するために用いられます。
📌 主な特長と性能
- 探査深さ: 最大で300 mm程度の探査が可能です。
- 高精度: 鉄筋の位置やかぶり厚さの探査精度が高く設計されています(例: ±5 mm 程度)。
- 3D表示: 探査結果を平面、断面、そして3Dで表示できるため、埋設物の奥行きや複雑な状況を直感的に把握できます。
- 迅速な解析: 探査終了後、精度の高い結果をその場ですぐに確認できます。
- 耐候性: IP54準拠の耐候性を持ち、様々な現場環境で使用可能です。
- 構成: スキャナー本体とモニター(別体)で構成されています。
- スキャナー寸法/重量: 318×190×143 mm/2.5 kg
- モニター寸法/重量: 292×208×65 mm/2.3 kg
🔋 対応バッテリー情報
PS 1000 シリーズで使用されるバッテリーは、リチウムイオン(Li-ion)バッテリーで、スキャナーとモニターそれぞれに搭載されます。ご提示の型番は、この機器に対応するバッテリーパックのものです。
🏷️ 該当バッテリー型番
| 型番 | 別称/互換性 | 備考 |
| PAS 81 05 | PAS8105 | – |
| 2006182 | PSA 81 | 公式の製品品番(PSA 81)として販売されることが多いです。 |
| PSA 82 | 2006183 | 特注品、または仕様が異なる場合があります。 |
🛠️ バッテリーの保守・交換について
- バッテリー寿命: Li-ionバッテリーの寿命は、使用頻度や保管状況によりますが、新品時の性能を維持できる期間には限りがあります。
- 駆動時間(目安):
- スキャナー: 約 4 時間
- モニター: 約 2 時間
- 交換/リフレッシュ: 性能が低下した場合、新品のバッテリーパック(PSA 81など)への交換、または専門業者による**バッテリーセル交換(リフレッシュサービス)**が選択肢としてあります。
- リフレッシュサービスでは、お客様の既存のバッテリーパック内部のセルのみを交換することで、コストを抑えつつ再利用が可能です。
💡 使用上の注意点(ガイド)
PS 1000を長く、正確に使用するためのポイントです。
- 定期的な充電と保管: 長期間使用しない場合でも、バッテリーの過放電を防ぐため、定期的に充電し、適切な温度で保管してください。
- 探査面の準備: 探査面の平滑性が精度に影響します。極端な凹凸がある場合は、平らにするための準備が必要です。
- ソフトウェアの更新: PS 1000の解析ソフトウェアやファームウェアは、最新版に保つことで、機能の改善やバグ修正の恩恵を受けられます。
- 校正と点検: 探査機の性能を維持するため、定期的なメーカー点検や校正(NDIS3429:2011などの規格に準拠)を受けることを推奨します。
PS 1000は高価で精密な機器ですので、取り扱い説明書に従い、適切なメンテナンスを心がけてください。

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