[FK796K]Panasonic パナソニック ナショナル 非常灯電池 産業用照明 誘導非常灯 住設警報機器 バッテリーセル交換 関連情報
1. 非常灯電池の概要と主な用途
非常灯電池は、停電などの非常時に、誘導灯や非常用照明器具を点灯させるためのバックアップ電源として使用されます。
- 主な用途:
- 誘導灯: 避難口や避難方向を指示する照明(緑色の表示板)。
- 非常用照明器具: 停電時に室内や通路の安全を確保するための照明。
- 住設警報機器: 火災警報器などの警報機器のバックアップ電源。
- 産業用照明: 工場や倉庫などで使用される非常用照明。
- 電池の種類:
- 従来は**ニッケル・カドミウム電池(Ni-Cd)**が多く使われていましたが、現在は環境負荷の低減や性能向上のため、**ニッケル水素電池(Ni-MH)やリチウムイオン電池(Li-ion)**への置き換えが進んでいます。
- Ni-MH電池は、Ni-Cd電池からの代替に適しており、長寿命で高温環境下での充電性能に優れるモデル(特定タイプで75℃まで対応)があります。
- 従来は**ニッケル・カドミウム電池(Ni-Cd)**が多く使われていましたが、現在は環境負荷の低減や性能向上のため、**ニッケル水素電池(Ni-MH)やリチウムイオン電池(Li-ion)**への置き換えが進んでいます。
2. パナソニック(ナショナル)製品の特徴
パナソニックの非常灯用充電池パックは、その信頼性の高さから、長期間にわたるバックアップ電源として採用されています。
- 長期信頼性: 非常灯は常時充電(トリクル充電)された状態で待機するため、電池には長寿命と高い信頼性が求められます。パナソニックのNi-MH電池は、特定の環境下で約8年~10年の期待寿命を持つものもあります。
- 高温環境性能: 火災時などの高温環境でも性能を維持できるよう、広い温度範囲(例えば -20℃~75℃)での充放電性能に優れていることが特徴です。
- 環境への配慮: 近年の製品では、カドミウムや鉛を含まないニッケル水素電池が主流となり、環境負荷の低減に貢献しています。
3. 交換・メンテナンスに関するガイド
非常灯の機能維持には、定期的な電池の交換が必要です。
3-1. 交換の目安
非常灯の電池は、法規により定期的な点検と交換が義務付けられています。
- 一般的な交換時期: 設置後4年~6年程度での交換が推奨されます。
- 交換サイン: 消防法に基づく点検で、非常点灯の持続時間が規定に満たない場合や、**機器の故障表示(ランプ点灯)**が出た場合は、速やかに交換が必要です。
3-2. 交換時の注意点
- 互換性の確認: 機器の型番と電池品番(例:FK796K)を必ず一致させてください。電池の電圧、容量、端子の形状が異なると使用できません。
- 電池リフレッシュサービス: 一部の業者では、既存の電池パックのセル(中身)のみを新しいものに交換する「バッテリーリフレッシュサービス」を提供している場合があります。これは、純正品の供給が終了した古い機種などで利用されることがあります。
- 専門業者への依頼: 非常灯・誘導灯は消防法に基づき設置・点検が義務付けられた設備です。電池交換を含むメンテナンスは、専門知識を持つ電気工事士や消防設備士にご依頼ください。
4. 関連するパナソニックの非常用照明器具
電池は、以下のパナソニックの照明器具に内蔵されています。
- 非常用照明器具(iDシリーズなど): LED一体型ベースライトやダウンライトなど、普段使用する照明器具に非常時用のバックアップ電源を内蔵した製品。
- 誘導灯器具: 避難経路を示す表示板を点灯させるための電源。

![[FK796K]Panasonic パナソニック ナショナル 非常灯電池 産業用照明 誘導非常灯 住設警報機器 バッテリーセル交換](https://www2.batt.co.jp/wp-content/uploads/2025/10/DSC00587-s-640x445.jpg)