[3L920SS-P1R]HITACHI 日立国際電気 EMM-01FT/CWD形150MHz/FM簡易業務無線機他バッテリーセル交換 関連情報
日立国際電気製 150MHz帯 FM簡易業務用無線機 EMM-01FT/CWD形 ガイド
お探しの「HITACHI 日立国際電気 EMM-01FT/CWD形」は、150MHz帯の周波数を使用するFM方式の簡易業務用携帯型無線機です。主に業務連絡用途で活用されていたモデルと考えられます。
現在、この特定のモデルに関する詳細な取扱説明書などをオンラインで入手することは困難ですが、関連モデルの情報や当時の無線機の一般的な仕様から、その特徴や使われ方をご案内します。
主な特徴と仕様
この無線機は、同じ「FTシリーズ」に属する類似モデル「EMM-05FT/CWDS」の仕様から、以下のような特徴を持っていたと推測されます。
- 周波数帯: 150MHz帯 (VHF)
- 比較的障害物に強く、郊外や開けた場所での通信に適しています。
- 通信方式: プレストーク方式
- 本体側面のボタンを押している間だけ送信できる、一般的なトランシーバーの通信方式です。
- 堅牢性と操作性:
- 建設現場や警備など、屋外や厳しい環境での使用を想定した、衝撃に強く、防塵・防水性に優れた構造(防噴流型など)が採用されています。
- 手袋をしたままでも操作しやすいように、大型の電源・音量つまみや、チャンネル選択用のロータリースイッチが搭載されています。
- 電源: 専用バッテリーパック
- 型番「3L920SS-P1R」などの専用リチウムイオンバッテリーパックを使用していました。現在でもバッテリーセルの交換サービス(リフレッシュ)を提供している専門業者が存在します。
- その他:
- 複数のチャンネル(類似モデルでは9チャンネル)を切り替えて使用でき、混信を避けるためのトーンスケルチ機能などが搭載されていた可能性が高いです。
- スピーカーマイクやヘッドセット、イヤホンなどの外部アクセサリーを接続して使用することも一般的でした。
想定される利用シーン
150MHz帯の簡易業務用無線機は、その通信距離と安定性から、以下のような多様な現場で利用されていました。
- 建設・工事現場: スタッフ間の作業連絡
- 警備業務: 施設内外での巡回連絡
- イベント運営: 会場整理やスタッフ間の情報共有
- 公共サービス: 自治体やインフラ管理業務での連絡手段
- その他: 倉庫管理、工場内連絡、レジャーなど
画像は同時代の業務用無線機の一般的なイメージです。
ご利用にあたっての注意点
- 免許: 簡易業務用無線の使用には、原則として総合通信局への免許申請が必要です。
- 旧モデルの利用: 本機はアナログ方式の無線機であり、現在主流のデジタル方式の無線機とは通信できません。また、技術基準適合証明の有効性など、現在の電波法規の下で合法的に使用できるかについては確認が必要です。
- 保守: メーカーによるサポートは終了しており、故障した際の修理は困難です。
もし、これから業務で無線機の導入を検討される場合は、最新のデジタル簡易無線(登録局または免許局)をお勧めします。よりクリアな音質、高度な秘話機能、そして豊富なチャンネル数を備えています。