[CY-D50]SANYO サンヨーエナクルコンフォート CY-D265 他用バッテリーセル交換関連情報

ここでは、今もなお愛用者の多いSANYO（サンヨー）の電動アシスト自転車「エナクルコンフォート CY-D265」について、その魅力と、これからも長く乗り続けるためのポイントをガイドします。

2000年代に登場した「エナクルコンフォート CY-D265」は、当時の先進技術が詰まった、快適な乗り心地を追求したモデルです。

坂道で発電・充電！「ループチャージ」機能 最大の特徴は、下り坂やブレーキをかけた際にモーターが発電機となり、バッテリーを自動で充電する「ループチャージ（回生充電）」機能です。賢く電気を使い、航続距離を伸ばすことができる、当時の画期的なシステムでした。
快適な乗り心地 「コンフォート」の名が示す通り、乗り心地を重視した設計がされています。クッション性の高いサドルや、乗りやすいフレーム形状で、毎日のお買い物から少し長めのサイクリングまで、快適な走行をサポートします。
信頼のSANYOブランド SANYOは独自の前輪駆動方式など、ユニークで質の高い電動アシスト自転車を数多く生み出してきました。その確かな技術力は、今なお多くのファンに支持されています。

お使いの自転車の基本情報です。メンテナンスの際に参考にしてください。

項目	内容
モデル名	エナクルコンフォート (enacle comfort)
型番	CY-D265
タイヤサイズ	26インチ
バッテリー	種類: ニッケルカドミウム (Ni-Cd) ※純正<br>電圧: 24V<br>容量: 5.0Ah
関連型番	`[CY-D50]` は、主にバッテリーに関連する型番として使われることがあります。

エナクルコンフォートのような年式の経ったモデルを維持する上で、最も重要なのがバッテリーと修理・メンテナンスです。

純正のバッテリー（ニッケルカドミウム電池）は、現在、メーカーでの生産が終了しており、新品の入手は非常に困難です。しかし、諦める必要はありません。以下の方法でバッテリーを復活させることができます。

解決策：バッテリーリフレッシュ（セル交換）サービス

これは、お持ちのバッテリーのケースはそのままに、中身の劣化した電池セルを新品に交換するサービスです。

メリット:
- 廃番になったバッテリーでも対応可能。
- 新品を購入するより安価な場合が多い。
- 元のニッケルカドミウム電池だけでなく、より高性能で軽量なリチウムイオン電池に交換するアップグレードも可能な場合があります。
依頼方法: 「電動自転車バッテリーリフレッシュ」「CY-D50 バッテリー交換」などのキーワードで検索すると、専門のオンラインサービス業者が見つかります。ウェブサイトから申し込み、バッテリーを送付して作業を依頼するのが一般的です。

SANYOの電動アシスト自転車事業は、現在パナソニックサイクルテック株式会社に引き継がれています。しかし、古いモデルのため、モーターやスイッチといった専用部品のメーカー在庫は終了しています。

まずは、お近くの自転車店へ タイヤ、チューブ、ブレーキ、ワイヤー交換といった一般的な修理は、多くの自転車店で対応可能です。まずは購入したお店か、お近くの自転車店に相談してみましょう。
メーカーの問い合わせ窓口 修理に関する相談や、お近くの対応可能な販売店を知りたい場合は、パナソニックの窓口に問い合わせることもできます。 【パナソニックサイクルテックお客様ご相談窓口】
- 電話番号: 0120-781-603 （通話無料）

ご注意: 前輪にモーターがある特殊な構造のため、自転車店によっては修理を受け付けていない場合もあります。事前に電話などで確認することをおすすめします。

もし中古でこのモデルの購入を検討されている場合は、以下の点にご注意ください。

バッテリーの状態: バッテリーが正常に充電できるか、アシストが機能するかは必ず確認しましょう。多くの場合、バッテリーは寿命を迎えているため、前述の「リフレッシュサービス」の利用を前提に考えるのが賢明です。
異音や動作: モーターからの異音や、スイッチの反応などをチェックしてください。専用部品の修理は困難なため、致命的な不具合がないかの確認が重要です。

エナクルコンフォート CY-D265は、少し手がかかるかもしれませんが、時代を先取った機能を持ち、今でも十分に楽しめる魅力的な一台です。適切なメンテナンスを行い、これからも快適なサイクルライフをお楽しみください。