アシスト自転車

[パッセL]TANGSPOWER パッセL 他 電動アシスト自転車バッテリーセル交換 関連情報

【パッセL】TANGSPOWER製?電動アシスト自転車 購入前の注意点ガイド

「パッセL」という電動アシスト自転車、そして関連すると見られる「TANGSPOWER」というブランドについて、購入を検討されている方向けに、ガイド形式で情報をご提供します。手頃な価格でパワフルなアシスト力が魅力の一方で、知っておくべき重要な注意点も存在します。


「パッセL」とは? – 手頃な価格の電動アシスト自転車

「パッセL」は、「京の洛スク」というオンラインショップなどで販売されている電動アシスト自転車です。ベーシックなデザインと比較的安価な価格設定で、日々の移動手段として注目されています。

主な特徴:

  • 手頃な価格帯: 新品でも比較的手に入れやすい価格で販売されています。
  • パワフルなアシスト力: 坂道などでも力強いアシストを感じられるという声が一部のユーザーから挙がっています。
  • 鉛バッテリー搭載: 一般的なリチウムイオンバッテリーではなく、コストの低い鉛バッテリーを採用しているモデルが多いのが特徴です。これにより、車体価格が抑えられています。

鉛バッテリーの注意点:

「パッセL」に搭載されている鉛バッテリーには、知っておくべき特性があります。

  • 重量: リチウムイオンバッテリーに比べて重い傾向があります。自転車全体の重量も増すため、取り回しに力が必要になる場合があります。
  • 継ぎ足し充電が不可: バッテリー残量が少なくなってから充電を開始し、満タンまで充電する必要があります。こまめな「継ぎ足し充電」はバッテリーの寿命を縮める可能性があるため推奨されていません。
  • バッテリーの取り外し: モデルによっては、バッテリーを取り外す際にサドルごと引き抜く必要があるなど、手間がかかる場合があります。

【重要】安全性と法律に関する注意喚起

「パッセL」は日本の道路交通法の基準に適合していない可能性

独立行政法人国民生活センターの公表によると、「京の洛スク」を運営する株式会社THE NeOが販売した電動アシスト自転車の中に、日本の道路交通法が定めるアシスト比率の基準を超える製品が含まれていることが確認されています。

具体的には、「パッセL」もこの基準不適合製品として名指しされています。

これが意味すること:

アシスト力が強すぎるため、法律上「電動アシスト自転車」ではなく**「原動機付自転車(原付)」**として扱われる可能性があります。原付として公道を走行するには、以下のものが必要となります。

  • 運転免許証
  • ヘルメットの着用
  • ナンバープレートの取得・表示
  • 自賠責保険への加入
  • ウインカー、ブレーキランプなどの保安部品

これらの条件を満たさずに公道を走行した場合、無免許運転などの法令違反に問われる可能性があります。また、基準を超えるアシスト力は、予期せぬ急発進やスピードの出過ぎにつながり、重大な事故を引き起こす危険性も指摘されています。


「TANGSPOWER」との関連性

今回の調査では、「パッセL」と「TANGSPOWER」というブランドの明確な関係性を特定するには至りませんでした。「TANGSPOWER」は、他の電動アシस्ट自転車やバッテリーなどの部品ブランドとして存在している可能性がありますが、「パッセL」の製造元や主要部品メーカーとして大々的に公表されている情報は見つかりませんでした。


まとめ:購入を検討する方へ

「パッセL」は、その魅力的な価格から一見すると優れた選択肢に思えるかもしれません。しかし、国民生活センターからの注意喚起にもある通り、法律上の基準を満たしていない可能性があり、安全面・法律面で大きなリスクを伴います。

購入を検討される場合は、以下の点を必ずご理解ください。

  • 公道走行のリスク: そのまま公道を走行すると、法令違反となる可能性があります。
  • 安全上の懸念: 国が定める安全基準を超えたアシスト力は、事故のリスクを高めます。
  • アフターサービス: 購入後の修理やバッテリー交換などのサポート体制についても、事前に確認しておくことが賢明です。

電動アシスト自転車は、日々の生活を便利で豊かにしてくれる乗り物です。しかし、それは安全と法律を遵守してこそ得られるものです。購入前には価格だけでなく、製品の安全性や信頼性について、十分に情報収集されることを強くお勧めします。

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