ヤマハ電動スクーター「EC-02」「Passol-L」のリコールバッテリー
ヤマハ発動機株式会社は、同社の電動スクーター「EC-02(SY02J)」、「Passol-L(SY04J)」について、バッテリの不具合により、 最悪の場合、火災に至るとして、国土交通省にリコールを申請した。対象ロットは出荷されている全ての製品。対象製品の無償修理を実施する。受付開始は10 月6日から。専用フリーダイヤルを通じて行なわれる。
今回のリコール対象となるのは、現在出荷済みのすべてのEC-02、Passol-L。対象台数はEC-02が3,115台、Passol-L が300台。これらは、2005年4月から2006年6月に製造されたもので、シリアル番号は、EC-02が「SY02J-000036~SY02J- 003150」、Passol-Lが「SY04J-000009~SY04J-000308」となっている。
不具合は、製造工程でバッテリのプラス端子にバリが生じたことによるもの。これが原因となり、「充電時等に負極板が膨張し、バリがセパレータを破り、両極板が接触して短絡」し、「高温の白煙とともに電解水が噴き出」す恐れや、最悪の場合、火災に至るおそれがあるという。
対象製品のユーザーには、対策済みのバッテリを無償送付する。なお、対策品を供給するまでの間に関しては、バッテリ容量が少なく、危険性のないものと交換する暫定措置をとる。
リコール対象となるバッテリには側面にブルーのパネルが貼られているが、対策済みのバッテリにはグレーのパネルを添付するという。