[CM-7G]アイコム ICOM 無線機 IC-A20、IC-A21 他 バッテリーセル交換 関連情報
アイコム(ICOM)の航空用無線機(ハンディ機)IC-A20 および IC-A21 に適合する純正バッテリーパック(CM-7G等)と、その運用・保守に関する解説ガイドです。
1. 適合バッテリーと仕様
IC-A20 / IC-A21 シリーズに採用されていた純正バッテリー(CM-7G)の基本スペックは以下の通りです。
- 型番: CM-7G
- 公称電圧: 13.2 V
- 公称容量: 700 mAh
- 電池種類: ニッケル・カドミウム蓄電池(Ni-Cd / ニカド電池)
ニカド電池(Ni-Cd)は、大電流放電に強く堅牢である一方、充電を使い切る前に行うと見かけ上の容量が低下するメモリー効果が発生しやすい特徴を持っています。
2. 現状の運用における課題と注意点
① ニカド電池の寿命と互換バッテリー
- 純正品の生産終了: CM-7G などの純正ニカドバッテリーは生産・供給が終了しています。
- 性能低下(劣化): 未使用デッドストック品であっても、内部セルの経年劣化により充電不能または稼働時間が極端に短くなっている場合がほとんどです。
- リビルド(セル交換): サードパーティ業者等で内部のセル(単セルニカドまたはニッケル水素電池)を打ち替える「セル交換・リビルドサービス」を利用するのが一般的な復活方法となっています。
② 充電器の互換性と取り扱い
- 純正急速充電器(BC-35等)はニカド電池専用設計で作られている場合が多く、ニッケル水素(Ni-MH)やリチウムイオンに仕様変更されたリビルド品を接続する際は、過充電や発熱に十分注意してください。
3. 運用・保守ガイド(長持ちさせるコツ)
- メモリー効果の防止
- 定期的に完全に使い切ってから(終末電圧まで放電させてから)満充電を行うことで、ニカド電池の容量低下を防ぎます。
- 長期保管時のメンテナンス
- ニカド電池は自己放電率が高いため、長期間使用しない場合でも数ヶ月に一度は充放電(リフレッシュ)を行うことが推奨されます。
- 接点部分のメンテナンス
- 無線機本体および充電器との接点(金属端子)が酸化・汚損していると、正常に充電できない原因になります。接点復活剤や乾いた布で定期的にクリーニングしてください。
4. 本体(IC-A20 / IC-A21)に関する情報
- 無線機の概要: 主に航空連絡・地上運用(エアバンド)向けに設計されたハンディ型トランシーバーです。
- 電源供給の代替手段: バッテリーパックのほか、車載用シガライターアダプターや乾電池ケース(CM-12等の乾電池用ケース)を所有している場合は、外部電源や単3電池での運用も可能です。

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