[GX680 Professional]フジフィルム 中判フィルムカメラ FUJI GX680 S 他 バッテリーセル交換 関連情報
富士フイルムが誇る「電子制御の中判一眼レフの王様」、FUJI GX680シリーズについてのガイドをお届けします。
このカメラは、スタジオ撮影における「究極の1台」として設計されました。その圧倒的な描写力と引き換えに、バッテリー管理や重量という独特の作法が必要な機体でもあります。
1. モデルの系譜と特徴
GX680は大きく分けて3つの世代があります。
- GX680 / GX680 II: 初代と2代目。基本的な操作系は共通しており、堅牢な作りが特徴です。
- GX680 III / IIIS: 最終型。軽量化(といっても重いですが)が進み、液晶表示が改善されました。「S」モデルはアオリ機構(レンズスイング・シフト)を省いた普及版で、よりシンプルな操作を求めるユーザー向けです。
2. バッテリー「GX680 Professional」の重要性
GX680シリーズは、シャッター、ミラー駆動、フィルム送り、露出計のすべてを電気に依存しています。
- 型番の注意点: 初代・II型用とIII型用ではバッテリーの形状や互換性が異なります。お持ちの型番が**III型用(NP-100等)**か、初代・II型用のニカド電池パックかを確認することが第一歩です。
- 現状の課題: 純正のニカド電池はすでに寿命を迎えている個体がほとんどです。
- 対策のトレンド:
- 単3電池ケース: 単3電池6本で使用できる純正の「バッテリーホルダー」を探すのが最も現実的です。
- リセル(中身交換): 専門業者やDIYで、内部の電池を現代のニッケル水素電池などに交換して復活させるユーザーも多いです。
- 外部電源: スタジオ用ACアダプターを使用すれば、バッテリー切れの心配なく運用可能です。
3. GX680を運用するための必須知識
圧倒的な「アオリ」機能
GX680の最大の特徴は、中判カメラでありながら**ビューカメラのようなアオリ(レンズの傾きや移動)**ができる点です。
- 商品撮影(ブツ撮り): 被写体の歪みを補正したり、斜めの面にピントを合わせたりすることが可能です。
- 風景・建築: 垂直線を保ったまま高い建物を撮影する際に威力を発揮します。
フィルムホルダーの多様性
- 6x8cm判: このカメラの標準フォーマットです。
- マルチフォーマット: III型のホルダーを使えば、マスクを交換することで「6×7」「6×6」「6×4.5」など、異なるフォーマットでの撮影も可能です。
4. メンテナンスと注意点
- 蛇腹(ベローズ)の点検: 古い機体は蛇腹にピンホール(小さな穴)が開いていることがあります。暗所で内部からライトを当てて、光漏れがないか確認しましょう。
- 電子接点の清掃: レンズ、ボディ、フィルムバックの接点が汚れていると、シャッターが切れない、あるいはエラー表示が出ることがあります。無水エタノール等での清掃が効果的です。
- 重量への備え: ボディだけで4kgを超えます。並の三脚ではお辞儀をしてしまうため、大型のスタジオ用三脚(ジッツォの3型以上など)が必須です。
💡 ワンポイントアドバイス GX680は「持ち運べる暗室」とも呼ばれるほど精密なメカです。もしバッテリーでお困りであれば、外付けの外部電源パック(DC入力)を自作・改造して運用する猛者も増えています。

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