リセルその他

[5N-600AA]山武 スマートフィールドコミュニケーター SFC260-61X-XC、SFC260-71X-XC 他 バッテリーセル交換 関連情報

山武(アズビル)製のスマートフィールドコミュニケーター SFC260シリーズをお使いですね。長年現場で愛用されている名機ですが、消耗品であるバッテリーの確保やメンテナンスには少しコツが必要です。

ご指定の型番「5N-600AA」を中心に、運用に役立つガイドをまとめました。


1. バッテリー(5N-600AA)の仕様と重要性

このバッテリーは、SFC260を駆動させるための心臓部です。

  • 基本仕様: ニカド(Ni-Cd)電池を採用した組電池です。電圧は 6.0V、容量は 600mAh です。
  • 構造: 単3形のセルが5本直列に接続されており、専用のコネクタが装備されています。
  • 注意点: ニカド電池特有の「メモリー効果(使い切らずに充電を繰り返すと容量が減る現象)」が発生しやすいため、できるだけ使い切ってからフル充電するのが寿命を延ばすコツです。

2. 対応機種と互換性

SFC260は、アズビルの「スマート伝送器(DST200など)」と通信し、設定・調整を行うためのハンドヘルド端末です。

項目詳細
主な対応機種SFC260-61X-XC, SFC260-71X-XC, SFC260-21X など
通信プロトコルSFN通信(Smart Field Network)
主な用途圧力伝送器・温度伝送器のゼロ点調整、レンジ変更、自己診断

3. 現場で役立つメンテナンス・ガイド

バッテリーの交換サイン

  • 充電してもすぐに「Low Battery」アラームが出る。
  • 液晶のコントラストが薄くなり、操作中に電源が落ちる。
  • 長期間放置してしまい、液漏れや腐食が見られる。

バッテリー入手に関するアドバイス

現在、メーカー純正品としての供給が終了、あるいは納期が非常に長くなっているケースがあります。

  • 互換品・セル交換(リフレッシュ): 専門のバッテリー再生業者に依頼し、中身のセル(5N-600AA)だけを新品に交換する方法が、コスト面と入手の速さで現実的な選択肢となることが多いです。

4. トラブルシューティング:通信ができない時

バッテリーに問題がないのに通信エラーが出る場合は、以下のポイントをチェックしてください。

  1. 接続端子の清掃: 通信ケーブル(ワニ口クリップ等)の先端が錆びたり汚れたりしていないか。
  2. ループ抵抗の確認: 通信には通常 250Ω以上 の負荷抵抗が必要です。抵抗が足りないと通信波形が乗りません。
  3. 極性: 通信端子に極性はありませんが、端子がしっかり伝送器のチェック端子に接触しているか再確認してください。

5. 次世代への移行(参考情報)

SFC260シリーズは非常に堅牢ですが、現在は後継機や新しいプラットフォームへの移行が進んでいます。

  • スマート・デバイス・マネージャ (CommStaff): PCやタブレットにインストールして、USBモデムを介して設定を行うソフトウェア。
  • HART/DE通信への対応: 最近のプラットフォームでは、SFNだけでなくHARTプロトコルにも対応したモデルが主流です。

アドバイス: 5N-600AAは、長期間使用しない場合でも半年に一度は充放電を行うことで、いざという時のバッテリー故障を防げます。

この機種のバッテリーリフレッシュサービスのお申し込みはこちら