測量機器

[BDC70]ソキア SOKKIA Easy Station ES シリーズ 他 バッテリーセル交換 関連情報

ソキア(SOKKIA)のトータルステーション「ESシリーズ」などで使用されるバッテリー BDC70 について、実務で役立つ情報をガイド形式でまとめました。

BDC70は、高い信頼性が求められる測量現場の「心臓部」とも言えるアクセサリーです。末永く、効率的に運用するためのポイントをご確認ください。


1. 基本スペックと互換性

BDC70は、ソキアおよびトプコン(TOPCON)の多くの機種で共通採用されている大容量リチウムイオンバッテリーです。

  • 電圧/容量: 7.2V / 5,240mAh(標準)
  • 主な対応機種:
    • SOKKIA: ESシリーズ(ES-101/103/105/107等)、OSシリーズ、CXシリーズ、FXシリーズ、iMシリーズ。
    • TOPCON: ESの兄弟機であるOSシリーズや、GMシリーズなど。
  • 対応充電器: CDC68 / CDC68A(急速充電対応)

2. 実務でのパフォーマンス(ESシリーズ使用時)

ESシリーズ(Easy Station)との組み合わせでは、その名の通り「タフな稼働時間」が特徴です。

  • 連続使用時間: 約36時間(EDM測定を30秒ごとに1回行う場合)。
  • メリット: 予備バッテリーを何個も持ち歩かなくても、通常の現場なら1〜2個で数日間の作業をカバーできるスタミナがあります。

3. メンテナンスと長持ちさせるコツ

リチウムイオン電池の特性を理解することで、劣化(膨張や容量低下)を最小限に抑えられます。

  • 過放電を避ける: 空の状態(0%)で長期間放置すると、再充電ができなくなることがあります。長期間使わない場合も、50%〜80%程度の充電量で保管するのがベストです。
  • 極端な温度を避ける: 測量現場は過酷ですが、直射日光下のダッシュボードへの放置などは厳禁です。
  • 純正充電器の使用: 互換充電器は安価ですが、BDC70の保護回路と最適に通信できない場合があり、寿命を縮めるリスクがあります。

4. トラブルシューティング(よくあるサイン)

現場で以下のような症状が出たら、買い替えのタイミングかもしれません。

症状原因と対策
充電時間が異常に短いセルの劣化により、容量が大幅に低下している可能性が高いです。
バッテリーの外装が膨らんでいる内部ガスの発生です。使用を中止し、速やかに廃棄(リサイクル)してください。
満充電なのにすぐメモリが減る電圧が不安定になっています。精密機器であるトータルステーションの故障原因にもなり得ます。

5. 買い替え・追加購入時のアドバイス

現在は、BDC70の純正品のほかにも「大容量タイプ」や「安価な互換品」が流通しています。

【プロの視点】 土木・建築の公式な現場で使用する場合、予期せぬ電源ダウンは作業中断(ダウンタイム)の大きな損失に繋がります。可能な限り、メーカー純正品または信頼のおける測量機器販売店が保証する製品を選ぶことを強くおすすめします。

この機種のバッテリーリフレッシュサービスのお申し込みはこちら