[BDC45]ソキア SOKKIA SET3110M、SET3110MS、SET4110M、SET4110MS SET3230RM、SET3230RMS、SET3110MV、SET3110ML DM4、NET1100M、NET3100M、MET1000 他 バッテリーセル交換 関連情報

SOKKIA SET シリーズ (トータルステーション) の概要

ソキアの SET シリーズは、測量機器の一種である トータルステーションです。トータルステーションは、角度と距離の両方を同時に測定できる電子測量機器で、主に建築、土木、土地測量などで使われます。ご紹介いただいたモデルは、このシリーズの中でも特に古い世代の製品群です。

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各機種の特徴と関連情報

SET3110M, SET3110MS, SET4110M, SET4110MS

これらのモデルは、1990年代後半から2000年代初頭にかけて製造された旧型のトータルステーションです。

• SET3110M, SET3110MS: 角度精度が 3秒 (SET3110M) または 5秒 (SET3110MS) のモデルです。Mは角度単位が mili-gon (ミリゴーン)、MSは seconds (秒) を意味することが多いですが、メーカーや時代によって異なる場合もあります。
• SET4110M, SET4110MS: 角度精度が 5秒 (SET4110M) または 10秒 (SET4110MS) のモデルです。4の型番は、3の型番よりも精度がやや低いモデルとして位置づけられていました。
• 機能: 当時の標準的な機能として、データ記録、座標計算、対辺計算などを搭載しています。多くは内蔵メモリやPCカードスロットを備えていました。
• 関連: これらの機種は、現在ではほとんどが後継機種に置き換わっており、部品の入手や修理が困難な場合があります。

SET3230RM, SET3230RMS

これらのモデルは、ノンプリズム測距機能 (反射シートやプリズムを使わずに測距できる機能) を搭載したモデルです。

• RM: Reflectorless Measurement (ノンプリズム測距) の頭文字です。
• 機能: ノンプリズム機能により、通常では測れない場所 (危険な場所や高所、障害物の多い場所) の測量が比較的安全に行えます。ノンプリズムの到達距離は、機種によって異なりますが、数十メートルから数百メートル程度です。
• 関連: このノンプリズム測距機能は、現在のトータルステーションでは標準的な機能となっています。

SET3110MV, SET3110ML

これらのモデルは、特定用途向けにカスタマイズされたバージョンである可能性があります。

• MV: MVは Video の意味で、カメラを内蔵している、もしくは特別なビデオ出力機能を持っているモデルの可能性があります。
• ML: MLは Laser の意味で、レーザーポインター機能などを搭載しているモデルの可能性があります。

DM4, NET1100M, NET3100M, MET1000

これらは、上記の SET シリーズとは異なる種類の測量機器、またはその関連機器です。

• DM4: Digital Measurement の略で、電子測距儀 (EDM) の一種です。トータルステーションの測距部分を単体で提供する製品や、古いトータルステーションの測距部分の型番として使われることがあります。
• NET1100M, NET3100M: NET シリーズは、高精度を特徴とするトータルステーションです。SETシリーズよりもさらに高い角度精度（0.5秒や1秒）を持つモデルが中心で、構造物の変位計測や、トンネル掘削の管理など、高い精度を要求される現場で使われます。
• MET1000: METは、おそらく Monitoring (監視) や Measurement (測定) に関連する機器で、連続的な自動計測を行う自動追尾型トータルステーションや、モニターシステムの一部である可能性があります。

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購入・使用の際の注意点

• サポート終了: これらの古い機種は、メーカーによるサポートが終了していることがほとんどです。修理や校正ができない可能性が高いです。
• バッテリー: 経年劣化により、バッテリーが使えなくなっていることが多く、新しいバッテリーの入手も困難な場合があります。
• 互換性: データの出力形式が現在のソフトウェアと互換性がなく、データ変換が必要になることがあります。
• 校正: 正確な測量を行うためには定期的な校正が必要です。これらの旧型機を中古で購入する場合は、その校正状態を必ず確認しましょう。

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