[PABAS161]東芝 TOSHIBA dynabook Satellite K32V K31 240E/W シリーズ 他 バッテリーセル交換 関連情報
東芝(TOSHIBA)のノートパソコン用バッテリーパック 「PABAS161」 および、それに対応する dynabook Satellite K32V / K31 / 240E/W シリーズ に関する情報を整理しました。
古いモデルのメンテナンスや中古購入を検討されている方向けのガイドです。
1. バッテリー「PABAS161」の基本スペック
PABAS161は、主に2000年代後半のビジネス向けノートPC「dynabook Satellite」シリーズで採用されていたリチウムイオンバッテリーです。
- 電圧: 10.8V
- 容量: 4000mAh〜5400mAh(純正・互換により異なります)
- 主な互換型番: PABAS103, PABAS160, PA3591U-1BRS など
- 特徴: 比較的大型のセルを採用しており、背面に装着するタイプが多いのが特徴です。
2. 主な対応機種シリーズ
これらの機種は、当時のビジネスPCとして堅牢性に優れており、Windows XPやVista、7が標準搭載されていました。
dynabook Satellite K30 / K31 / K32V シリーズ
- 15.4型ワイド液晶を搭載したA4サイズのスタンダードノートです。
- K31: Core 2 Duoなどを搭載し、当時のオフィス業務の主力機でした。
- K32V: 機能を絞ったバリューモデル。安定性が高く、工場や店舗の専用端末として長く使われました。
dynabook Satellite 240E/W / 241W シリーズ
- これらは特定の企業向け(法人モデル)として展開された型番です。
- 240E/Wは、特に省電力とコストパフォーマンスを重視した構成になっています。
3. 購入・交換時の注意点
① 互換バッテリーの選び方
現在、純正品(新品)の入手は非常に困難です。Amazonや楽天などで「互換バッテリー」を購入する際は、以下の点を確認してください。
- PSEマーク: 日本の電気用品安全法に適合しているか。
- 過充電保護機能: 安価すぎる製品には保護回路が不十分なものがあるため、レビューを確認しましょう。
② 装着のコツ
このシリーズは、本体底面のロックレバーをスライドさせながら装着します。長期間放置していた機体の場合、端子部分にホコリが溜まっていることがあるため、接点を掃除してから装着することをお勧めします。
③ バッテリーの寿命チェック
Windowsのコマンドプロンプトで powercfg /batteryreport を実行しても、この世代のOS(XP/Vista)では詳細が出ない場合があります。充電ランプがオレンジ色の点滅を繰り返す場合は、セルの寿命ですので交換が必要です。
4. 補足:現代での活用アドバイス
これらの機種はCPUが「Core 2 Duo」世代であるため、以下のアップグレードを行うことで、軽量なLinux OSや事務作業用としてまだ現役で動かすことが可能です。
- メモリ: 最大4GB(DDR2)程度まで増設可能。
- ストレージ: HDDからSATA SSDへ換装することで、劇的に動作が軽くなります。
- OS: Windows 10/11は動作が非常に重いため、LubuntuやChromeOS Flexなどの軽量OSが推奨されます。

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