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[JWB2]ヤマハ YAMAHA 電動車いす JWB2 他 バッテリーセル交換 関連情報

ヤマハの電動車いす用バッテリー**「JWB2」**(ニッケル水素バッテリー)に関する重要情報をガイド形式でまとめました。

JWB2は長年ヤマハの電動ユニット(JW-I、JW-IIなど)で採用されてきた信頼性の高いモデルですが、ニッケル水素電池特有の特性やメンテナンスのコツがあります。


1. JWB2 バッテリーの基本仕様

JWB2は、主に車いすの後部に装着する「差し込み型」のバッテリーです。

  • タイプ: ニッケル水素(Ni-MH)
  • 電圧/容量: 24V / 6.7Ah
  • 特徴: リチウムイオン電池に比べ、航空機への持ち込み制限が比較的緩やかで、取り扱いが容易というメリットがあります。

2. 適合する電動ユニット・車いす

JWB2は、ヤマハの以下の電動ユニットを搭載した車椅子で使用可能です。

  • JW-I / JW-II シリーズ: 手動車いすを電動化するユニットの代表格。
  • タウニィジョイ / タウニィジョイX: ヤマハ純正の完成車タイプ。
  • 他社OEM製品: カワムラサイクル、日進医療器、ミキなどのメーカーがヤマハ製ユニットを採用しているモデル。

3. 正しいメンテナンスと寿命を延ばすコツ

ニッケル水素バッテリーであるJWB2には、特有の「メモリー効果」への対策が重要です。

  • リフレッシュ充電の活用: 残量がある状態で継ぎ足し充電を繰り返すと、一時的に容量が減ったように見える「メモリー効果」が起きます。充電器の「リフレッシュボタン」を定期的に(月に1回程度)使用して、一度放電してから満充電にしてください。
  • 過放電に注意: 長期間使わない場合でも、自然放電します。3ヶ月に1回は必ず充電してください。完全に空の状態で放置すると、再充電ができなくなる(故障する)原因になります。
  • 寿命の目安: 一般的に2年〜3年、または充放電回数約700回〜1,000回程度が買い替えの目安です。

4. 故障?と思ったらチェックするポイント

「動かない」「充電できない」と感じた時の確認事項です。

症状チェック項目
充電器のランプが点滅バッテリーの温度が高すぎる、または低すぎます。常温に戻して再試行してください。
走行距離が極端に短いメモリー効果の可能性があります。リフレッシュ充電を試してください。
充電器が全く反応しないバッテリー寿命、または充電器側の故障の可能性があります。

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