[バッテリBH2420]マキタ makita 震動ドライバドリル HP460D、インパクトレンチ TW200D、ハンマドリル HR200D、マルノコ SS710D、インパクトドライバ TD200D、ドライバドリル DF460D 他 バッテリーセル交換 関連情報
マキタのBH2420(24V / 2.0Ah)ニッケル水素バッテリを使用する工具群は、当時のプロ用コードレス工具の先駆けとなった名機揃いです。
現在、これらのモデルをお持ち、あるいは整備して活用されている方に向けて、メンテナンスや現行の運用方法に関するガイドをまとめました。
1. 対象モデルの特性と役割
これらの工具は、マキタの24Vシリーズとして一時代を築いたラインナップです。
| モデル名 | カテゴリ | 特徴 |
| HP460D | 震動ドライバドリル | 石材・コンクリートへの穴あけが可能な高トルク機。 |
| TW200D | インパクトレンチ | ボルト・ナットの締付け用。足場設営等で重宝されました。 |
| HR200D | ハンマドリル | SDSプラスシャンク対応。コンクリート穿孔の主力機。 |
| SS710D | マルノコ | 当時としては珍しい24Vの高電圧を活かした切断力が魅力。 |
| TD200D | インパクトドライバ | 長ネジの締付けに。現在のインパクトの基礎となった設計。 |
| DF460D | ドライバドリル | 木工・鉄工の穴あけ・締付けに特化した汎用機。 |
2. バッテリ「BH2420」の現状と注意点
BH2420はニッケル水素(Ni-MH)電池です。現在の主流であるリチウムイオン電池とは管理方法が大きく異なります。
- メモリー効果に注意: 使い切る前に継ぎ足し充電を繰り返すと、一時的に容量が減ったような状態になります。定期的に「リフレッシュ(使い切り)」が必要です。
- 自然放電: 使わずに放置しておくと電池残量が減り、過放電で再充電不能になることがあります。数ヶ月に一度は充電を確認してください。
- 廃盤の可能性: 純正品は非常に入手困難、または高価になっています。
3. 今後の運用アドバイス
互換バッテリの検討
現在、BH2420の純正品が手に入らない場合、サードパーティ製の互換バッテリが流通しています。ただし、以下の点に留意してください。
- 保護回路の信頼性を確認すること。
- 充電器(DC24RCなど)との相性があること。
セル交換(リパック)サービス
思い入れのある工具を使い続けたい場合、専門業者に依頼して「中身(電池セル)だけを新品に入れ替える」リパックサービスを利用するのも一つの手です。
ブラシメンテナンス
これらのモデルは、カーボンブラシを使用しているものがほとんどです。
- 火花が大きくなったり、回転が不安定になった場合は、カーボンブラシの摩耗を確認してください。
- 適合するカーボンブラシの型番(例:CB-430など ※モデルにより異なります)を予備で持っておくと安心です。

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